家を建てる費用の相場は?価格帯別の事例と費用シミュレーションで解説

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注文住宅を建てようと考え始めると、土地代と建物代にそれぞれいくら必要になるのか、気がかりに感じる方は多いのではないでしょうか。

全国の平均額については、国土交通省住宅局が公表しているデータで、建物にかけた資金と土地の取得にあてた資金が次のように示されています。

住宅建築資金
参考:国土交通省住宅局「令和6年度住宅市場調査報告書」117頁
住宅建築費用の自己資金
参考:国土交通省住宅局「令和6年度住宅市場調査報告書」117頁

とはいえ、建物にかかる金額は、選ぶ設備や間取り、依頼先のハウスメーカー次第で大きな差が出ることから、平均値だけを見て希望する住まいの費用を正しくつかむのは難しいと考えられます。

この記事では、予算に応じてどのような住まいが実現できそうか具体的に思い描けるよう、実例を交えながら価格帯ごとに押さえておきたい点も紹介します。

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※2026年10月現在の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

目次

住宅建築資金と土地購入資金からみる家づくり費用の全国平均

住宅建築資金と土地購入資金からみる家づくり費用の全国平均

家づくりにかかるお金は、実際のところどの程度なのでしょうか?

最新の公的データから、実情を確認してみましょう。

ここでは、令和7年6月に国土交通省住宅局が公表した「令和7年度住宅市場調査報告書」のデータをもとに、次の項目を解説します。

さらに、建築費は依頼先が大手ハウスメーカーかどうかで大きく変わるともいわれるため、次の点にも触れます。

家づくり費用の実態をつかんでおくと、予算を検討するときの目安を持ちやすくなります。

「建物の費用」にあたる住宅建築資金は全国平均5,233万円

はじめに、建物部分にかかる資金を確認します。

記事の冒頭で触れたとおり、建築資金の全国平均は5,233万円、3大都市圏の平均は5,925万円となっています。

住宅建築資金
参考:国土交通省住宅局「令和7年度住宅市場調査報告書」125頁

では、この金額のうち頭金としていくら準備し、どれだけを住宅ローンでまかなっているのでしょうか。気になるポイントです。

建築資金に占める自己資金は、全国平均が1,631万円(31.2%)、3大都市圏平均が2,193万円(37.0%)でした。

住宅建築費用の自己資金
参考:国土交通省住宅局「令和7年度住宅市場調査報告書」125頁

自己資金の出どころを確認すると、

  • 預貯金
  • 有価証券売却代金
  • 退職金

といった項目の割合が大きくなっています。

自己資金で足りない分は借入金(住宅ローン)でまかなっていると考えられ、借入先として最も多く挙がったのは「民間金融機関(フラット35を除く)」です。

家づくりの費用を調べている方なら、住宅ローンを平均で何年かけて返しているのか、年間いくら返済しているのかも知りたいところでしょう。あわせて紹介します。

建築資金を借り入れた人の返済期間は次のとおりです。

【建築資金の借入れにおける返済期間】

全国平均3大都市圏平均
建築資金35年以上が75.5%35年以上が73.6%
参考:国土交通省住宅局「令和7年度住宅市場調査報告書」137頁

ここまでのデータから、実際に家を建てた人がおおよそどれだけの金額を負担し、その資金を住宅ローンでどう工面したのかがイメージしやすくなるはずです。

土地代も含めて考える場合の土地購入資金は平均2,674万円

次に、土地にかかるお金を確認していきます。

参考:国土交通省住宅局「令和7年度住宅市場調査報告書」137頁

前述のとおり、土地の取得にかかった費用は全国平均で2,674万円、3大都市圏平均で3,947万円です。

このうち自己資金は、全国平均で1,065万円(39.8%)、3大都市圏平均で1,858万円(47.1%)となりました。

土地購入費用の自己資金
参考:国土交通省住宅局「令和7年度住宅市場調査報告書」137頁

自己資金の出どころは建築資金のケースと変わらず、

  • 預貯金
  • 有価証券売却代金
  • 退職金

などが大きな比率を占めています。

借入先についても建築資金と同様に、「民間金融機関(フラット35を除く)」が最多でした。

土地の取得資金を借り入れた人の返済期間は次のとおりです。

【土地取得の借入れにおける返済期間】

全国平均3大都市圏平均
土地購入資金35年以上が88.1%35年以上が87.7%
参考:国土交通省住宅局「令和7年度住宅市場調査報告書」138頁

加えて、住宅ローンの年間返済額は全国平均が164.9万円、3大都市圏平均が190.7万円となっています。

この返済額が年収に占める割合は、全国平均・3大都市圏のいずれも18.1%です。

ご自身の家づくり費用を検討するときは、1つの基準としてこれらの数値を役立ててください。

【補足】ハウスメーカー大手と工務店で異なる費用|割高になりやすいのは大手

建築費は依頼先が大手ハウスメーカーか工務店かで変わるといわれ、大手のほうが割高になりやすいというのが一般的な見方です。

単純な比較はしにくいものの、目安として坪単価を並べてみます。

国土交通省「2023年度建築着工統計調査」では、木造の戸建て住宅の坪単価は平均で約74.71万円となっています。

これに対し、大手ハウスメーカー各社の坪単価の目安は次のとおりです。

【大手ハウスメーカー各社の坪単価の目安】

会社名坪単価の目安
谷川建設約60〜70万円
セキスイハイム平均75万円〜
トヨタホーム平均91万円
三菱地所ホーム約85万円〜140万円

両者を見比べると、大手ハウスメーカーの坪単価は全国平均を上回る傾向がうかがえます。

大手と工務店の価格差がなぜ生まれるのかについてはネット上で諸説ありますが、セキスイハイム東海は自社サイトで次のように解説しています。

  • 採用している素材自体のグレードが高いため
  • 先進的な技術を導入し、設備機器の高機能化を図っているため

参考:セキスイハイム東海「【徹底比較】ハウスメーカーと工務店の違いは?メリットやデメリットをふまえた選び方」

セキスイハイム東海としての見解ではありますが、価格の差は品質や技術力に由来する部分が大きいと考えられます。

依頼する会社しだいで家づくりの費用は変わってくる、という点を押さえておくと安心です。

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【価格別事例】予算ごとに見る住まいの完成イメージ

【価格別事例】予算ごとに見る住まいの完成イメージ

「手元の資金で、どれくらいの住まいが実現できるのだろう?」
「全国平均とされる3000万円前後なら、どのような家になるの?」

こうした疑問にお答えするため、本章では予算の幅ごとに実現できる住まいの目安を整理しました。

1,000万円台から5,000万円台までの住宅像をつかんでおくと、予算ごとの長所・短所や、実現できることの範囲が見えてきます。


それぞれの予算帯で押さえておきたい点も取り上げていますので、家づくりの検討にお役立てください。

【1,000万円台】余分な出費を徹底的に削って実現する予算帯

1,000万円台の家 イメージ

1,000万円台の住まいは一般にローコスト住宅と呼ばれ、建築コストを極力切り詰めることで手が届く予算帯と考えられています。

よく見られる仕様を以下に整理しました。

【1,000万円台の住まいに見られる主な仕様】

設備・素材グレードを抑えた製品が中心
間取りの傾向間仕切りを減らし、水回りをまとめて配置する
延床の広さ20坪〜30坪
外構工事資金に余裕が出た段階で着手する

イメージをもう少し具体的に挙げると、次のとおりです。

<1,000万円台の住まいの具体像>

・延床面積の大きな家は難しい(床面積20〜30坪程度が目安)
・大手ハウスメーカーへの依頼はハードルが高い
・断熱や耐久面の性能が見劣りするケースがある
・トイレをはじめとする設備は安価な製品が中心
・凹凸を抑えたシンプルな外観が主流

この予算で広々とした住まいを叶えるのは難しく、床面積20坪〜30坪あたりを前提に検討するのが現実的でしょう。

性能面を見ると、断熱材には価格の安いグラスウールなどが採用されることが多いため、相場並みの住宅と比べて断熱性能は下がるものと想定しておくと安心です。

加えて、熱交換型ではない換気システムが採用されるケースも多く、断熱性の低下につながるなど、外からは見えにくい弱点に、入居後になって気づく方もいるようです。

外観に凹凸が増えるほど建築費は上がるとされるため、1,000万円台の住まいはシンプルな箱型の外観になることが多くなります。

全国平均のおよそ半分前後まで費用を下げるには、仕様のグレードや性能、面積など、さまざまな面で「削る」工夫が求められるといえます。

とはいえ、次のような点を意識すれば、1,000万円台でも満足度の高い住まいを実現できる見込みは十分あります。

<1,000万円台で家づくりを進めるときのコツ>

・低価格帯の住宅を数多く手がけてきたハウスメーカーや設計事務所に依頼する
・外構工事は後に回し、浮いた資金を建物本体に充てる

家づくりの際の目安としてご活用ください。

1,000万円台で建てられるプランを複数見比べたい方には、LIFULL HOME’Sの利用が便利です。

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【2,000万円台】削る部分を見極めれば希望も叶えられる予算帯

2,000万円台家 イメージ

2,000万円台は、不要な部分を見直すことで思い描く住まいに近づける予算帯です。

1,000万円台と比べて選択肢は広がるものの、費用をかける部分と節約する部分を明確に分けて計画することが求められる予算帯といえそうです。

【2,000万円台の住まいに見られる主な仕様】

設備・素材こだわる部分以外はグレードを落として費用を節約
間取りの傾向間仕切りをできるだけ減らした間取り
延床の広さ20〜30坪
外構工事最初から理想形を目指さず、建物の費用とのバランスで決める

具体像としては、次のような点が挙げられます。

<2,000万円台の住まいの具体像>

・広さを求める家づくりには不向き(30坪以内が目安)
・大手ハウスメーカーの一部で対応してもらえる場合もある
・断熱や耐久面の性能が見劣りするケースがある
・トイレなどで上位グレードの製品を選ぶのはハードルが高い
・外観はシンプルで凹凸の少ない形が中心

2,000万円台の家づくりでも、節約する部分をしっかり見定めれば、希望に沿った住まいを実現できる可能性は十分にあります。

たとえば

・水回り設備(トイレ・お風呂・キッチン)のグレードを下げ、その分床面積を確保して広いリビングにする
・外壁材にこだわる代わりに床面積を減らす

といったように、「〇〇を叶えるために〇〇をあきらめる」という発想で計画を立てると、譲れない部分にしっかりこだわった住まいに近づけるでしょう。

納戸とウォークインクローゼットを備えた3LDKといった間取りまでは届く予算帯ですが、さらにパントリーやシューズクロークを設けたり、ウォークインクローゼットを複数つくったりと、部屋の区切りを増やしていくのは難しいケースが多いでしょう。

2,000万円台でこだわりを最大限盛り込みたいなら、外構工事を後に回す、こだわり部分の費用もぎりぎりまで抑えるといった工夫が求められるでしょう。

<2,000万円台で家づくりを進めるときのコツ>

・低価格帯の住宅を数多く手がけてきたハウスメーカーや設計事務所に依頼する
・譲れないポイントと妥協できるポイントをはっきりさせる
・譲れないポイントに予算を回すため、妥協できる部分の費用はできるだけ抑える

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【3,000万円台】大手メーカーで標準的な住まいを実現しやすい予算帯

3,000万円の家 イメージ

予算が3,000万円台に届けば、大手メーカーで標準的な住まいを建てることも視野に入ってくると考えられます。

家づくりにかかる費用は全国平均で4,319万円、三大都市圏では4,943万円とされているため、「3,000万円台では標準的な家は無理なのでは」と感じる方もいるでしょう。しかし、実際にはそうとは限りません。

大手メーカーでかかる費用の平均は多くが3,000万円台に収まっているため、3,000万円台の予算でも国内の住宅として標準的な広さや設備、性能、仕様をそろえた家づくりは十分に狙えると考えてよいでしょう。

【3,000万円台で選べる設備・仕様の目安】

設備・素材スタンダードな水準が中心
間取りの工夫間仕切りを生かし、セカンドリビングや学習スペースを設けることも検討できる
延床面積地域で一般的とされる広さを確保しやすい
外構・庭植栽まで含めて、仕上がった状態の外まわりを目指しやすい

3,000万円台の予算で想定できる住まいの姿を、以下にまとめました。

<3,000万円台で実現しやすい住まいの例>

・延床面積がおおむね30〜40坪程度の住まいが目安
・大手メーカーでも標準仕様の住まいが検討できる
・耐久性・断熱性といった性能面も十分に確保しやすい
・トイレをはじめ、設備は標準的なグレードから選べる
・ビルトインガレージや中庭を取り入れる選択肢もある
・パントリーのように細かく仕切った間取りにも対応しやすい

3,000万円の予算があれば、設計の自由度もかなり高くなります。

たとえば、ビルトインガレージや中庭、吹き抜けを取り入れた、特別な雰囲気のある住まいも検討できます。

照明やシステムキッチン、換気システムに加え、ケースによっては全館空調や床暖房まで設備を充実させられます。ただし、あらゆる設備を最上位クラスでそろえるとなると、この予算帯では厳しい場面が多いでしょう。

加えて、思い描く要望をすべて反映できるほどの余裕があるとは言い切れません。床面積を大きく取りすぎると、3,000万円台でも理想どおりにならないと感じるケースが考えられます。

こうした悩みがあるときは、大手だけでなく中堅メーカーや地域の工務店にも候補を広げると、折り合いがつくこともあります。

<3,000万円台で家づくりを進めるコツ>

・要望が多いときは、中堅メーカーのほか地域の工務店や設計事務所も比較対象に入れる
・建物を標準的な仕様にとどめれば外構まで予算を回しやすく、仕上がった姿に近づけやすい

3,000万円台のプランを並べて比較したい方は、LIFULL HOME’Sを使ってみるのもおすすめです。

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【4,000万円台】ゆとりを持って家づくりを進められる予算帯

4,000万円台の家 イメージ

4,000万円台になると資金面に余裕が生まれ、標準より広々とした住まいや、素材の質の差がはっきり伝わる上質な家も検討しやすくなります。

【4,000万円台で選べる設備・仕様の目安】

設備・素材上位グレードも候補に入れられる
間取りの工夫水回りを増設でき、2階への洗面所設置なども検討できる
延床面積地域で一般的とされる広さを上回る住まいも目指せる
外構・庭芝生や植栽を取り入れ、デザインにこだわった外まわりにできる

想定される住まいの例は、次のとおりです。

<4,000万円台で実現しやすい住まいの例>

・延床面積が40坪以上の住まいも検討できる
・内装・外観のどちらも上位グレードから選びやすい
・大手メーカーの上位クラスの商品も候補に入る
・二世帯住宅や輸入住宅といった選択肢も視野に入る
・総ひのきのように、素材選びにもこだわれる

4,000万円の予算なら、40坪以上のゆったりとした住まいも十分に検討できます。

広さに余裕がある分、輸入住宅や二世帯住宅も選択肢に加えやすくなります。

芝生の庭やビルトインガレージ、中庭といった外まわりにも予算を割けるため、街並みの中でもひときわ目を引く「憧れの住まい」に近づけると考えられます。

さらに、外壁タイルや構造に使う木材など、建物そのものの品質を追求することもできるようになります。

設計段階から要望をしっかり反映させやすく、デザイン面でも満足のいく住まいを目指せるでしょう。

設備は全体を通して中間グレード以上でそろえやすく、どこかを妥協して削る必要が少ないぶん、満足感の高い住まいにつながりやすいでしょう。

<4,000万円台で家づくりを進めるコツ>

・選択肢が広いからこそ、複数のハウスメーカーから見積もりを取り寄せて比べるのがおすすめ
・費用を抑える意識が薄れやすいため、予算を超えないよう注意する

4,000万円台のプランをじっくり比べたい方は、LIFULL HOME’Sで情報を集めてみるのも一つの方法です。

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【5,000万円以上】上位設備と思い描く内外装を形にしやすい予算帯

5,000万円台の家 イメージ

5,000万円以上の予算をかけた家なら、上位クラスの設備や理想の内装・外観を、かなり自由に形にできると考えられます。

広さ・質ともに、一般的な住宅街で見かける家とははっきり差がつく、ワンランク上の住まいになるでしょう。

【5,000万円台で選べる設備・仕様の目安】

設備・素材上位グレードの設備で統一でき、輸入品も選択肢になる
間取りの工夫制約が少なく思いどおりに設計しやすい
延床面積地域の平均を超える広さを確保できる
外構・庭庭へのアスレチック設置やガレージづくりなど、希望を形にしやすい

イメージしやすいよう例を挙げると、次のとおりです。

<5,000万円以上で実現しやすい住まいの例>

・大手メーカーの最上位クラスも選択肢に入る
・延床面積60坪以上のゆとりある住まいも贅沢に計画できる
・凹凸を多用した、個性の際立つデザインも採用できる
・輸入品や国内最上級クラスの設備でまとめられる
・サウナやジェットバスといった、ぜいたくな設備も取り入れられる
・外壁で囲い、外部から室内がのぞけない造りにすることも可能

言うまでもなく、予算を増やすほど、こだわりを反映した理想の住まいに近づけます。

資金に余裕があれば、プールの新設(相場は500万円程度)やエレベーターの導入(相場は1,000万円程度)、寝室へのサウナ・ジャグジーの併設(相場は600万円程度)、地下室づくり(相場は1,000万円程度)など、予算次第で幅広い希望をかなえられます。

夢がふくらみますね!

<5,000万円以上で家づくりを進めるコツ>

・理想を具体化してくれる、相性の合うハウスメーカーや設計士を見つける

5,000万円台のプランを比べながら検討したい方は、LIFULL HOME’Sをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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家づくりで発生する費用の内訳|本体工事費や別途工事費、設計管理費、諸費用

家づくりの予算を考えるうえで、最初に押さえておきたいのがお金の内訳です。どのような項目で支出が生じるのか、順に確認していきます。

主な費用の内訳を整理すると、次のようになります。

【家づくりで必要になる費用の内訳一覧】

費用の種類主な中身
本体工事費
・施工を担うハウスメーカーや工務店などへ支払うお金
・基礎や躯体、屋根、塗装、内装・外装といった建築工事の費用を含む
・キッチンや浴槽、トイレなどの設備工事にかかるお金も含む
別途工事費
・外構(エクステリア)の工事にかかるお金
・照明器具の取り付け工事にかかるお金
・空調設備の工事にかかるお金
・地盤改良の工事にかかるお金(必要と判断された場合)
・古い建物の解体や撤去にかかるお金(土地に建物が残っている場合)
ほか
設計・監理費
・建物の設計にかかるお金
・建築主に代わって、工事が図面のとおりに進んでいるかを確認する監理のお金
諸費用・不動産免許税(不動産を登記するときに納める税金)
・不動産取得税(土地の購入や住宅の新築などで不動産を手に入れたときに納める都道府県税)
・住宅ローンの手続きに関わるお金
・地鎮祭・上棟式にかかるお金

さらに、住まいを手に入れた後にも、次のような支出が発生します。

・固定資産税(土地・建物の双方が対象)

家づくりでは、建物そのものの工事代金のほかにも、さまざまなお金が必要になります。

住宅プランの検討や資金計画づくりを具体的に進める際の目安として、役立ててください。

理想の住まいの建築費を用意できるか確かめる試算の手順

理想の住まいの建築費を用意できるか確かめる試算の手順

ここまでの内容で、家づくりにかかるお金の基礎知識を一通り解説しました。

締めくくりとして、建築費用を試算する手順を取り上げます。

以下の順番で進めると無理なく計画を立てやすいため、マイホームづくりを具体化する際の参考にしてみてください。

建築費用の試算は、次のステップに沿って行います。

1.試算の材料となる情報をそろえる

・世帯全体の年収
・返済中のローンの残っている金額
・家づくりに充てられる手持ちの資金
・定年を迎えるまでの年数

↓

2.住宅ローンで借りられる額と毎月の返済額を試算し、予算を固める

借りられる金額の目安は、利用を検討している金融機関のWebサイト上で試算できます。

手順1でそろえた情報を入力して、試算してみましょう。借入可能額に自己資金を足した金額が、家づくりの予算となります。

↓

3.注文住宅の価格相場を確認する

建築を予定しているエリアの相場をチェックします。
Googleで「建築予定のエリア名 注文住宅 相場」のように検索すれば、大まかな相場感を手軽につかめます。

↓

4.見積もりを依頼する

工務店やハウスメーカーから見積もりを取り寄せ、内容を比べてみましょう。

見積もりを依頼する方法としては、次のようなものが挙げられます。
・一括見積もりサイトを利用する
・工務店やハウスメーカーそれぞれのWeb見積もりを使う
・モデルルームを訪れる

予算が固まらないうちにモデルルームを訪ねたり、Web見積もりを申し込んだりすると、打ち合わせが円滑に進みにくくなります。

まずは予算の確定から取りかかるのがおすすめです。

なお、依頼したい工務店が心の中で決まっている場合でも、複数の会社から見積もりを取り寄せることをおすすめします。

家づくりは人生でも指折りの大きな出費です。最初から依頼先を決め打ちするのではなく、価格や特色の差をしっかり比べたうえで依頼先を選ぶことで、後悔するリスクを大きく抑えやすくなります。

家づくりの計画を進める際の参考にしていただければ幸いです。

予算が固まった段階で取り組みたい複数社の住宅プラン比較

予算が固まった段階で取り組みたい複数社の住宅プラン比較

建築にかかるお金を検討するなら、予算の目安が見えてきたタイミングで、いくつかの会社から住まいのプランを取り寄せて見比べることをおすすめします。

おすすめする理由として、主に以下の点が挙げられます。

  • ネットで調べても、自分の住まいに当てはまる具体的な金額までは見えてこないため
  • 希望する住まいの費用をつかむには、見積もりを依頼するほかに手段がないため
  • 価格の差がハウスメーカーごとに大きく開いているため
  • 叶えられる内容と難しい内容が、ハウスメーカーごとに分かれるため
  • いくつもの会社を見比べることで、適正な価格の水準を把握しやすくなるため

「価格帯ごとに見る住まいの目安事例」では、予算に応じて建てられる住まいのイメージを紹介しました。ただし、同じ価格帯であっても、どこまで実現できるかはハウスメーカーごとにかなり差があります。

したがって、思い描く住まいを希望の地域で建てた場合にいくらかかるのかは、実際に見積もりを依頼して初めて見えてくるものです。

見積もりと聞くと手間がかかりそうに感じますが、現在はWeb上で複数の会社にまとめて手軽に依頼できるようになっています。

Webの一括サービスであれば、「土地がまだ決まっていない」「建築の時期が未定」といった段階からでも、気負わずに見積もりを依頼できます。

まとめて資料を取り寄せられるサイトの中でも、特におすすめしたいのがLIFULL HOME’Sの一括資料請求です。

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出典:LIFULL HOME’S

「LIFULL HOME’Sのカタログ請求サービス」は、多様な住宅メーカーのカタログを一度に申し込めるサービスです。

家を建てたい地域で対応可能なハウスメーカーを提示してくれるので、気になった会社を選んでカタログを取り寄せられます。

さらに、家づくりが初めての方向けに用意された「家づくりノート」も受け取れます。

「家づくりノート」には「お金や土地」「スケジュール」をはじめ、住まいを建てるうえで知っておきたい情報が豊富にまとめられており、検討を進める際の心強い味方になります。

営業の連絡は一切なく無料で利用できるので、どのハウスメーカーにするか迷っている方は、まず申し込んでみてはいかがでしょうか。

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まとめ

ここまで、家づくりにかかるお金の目安を予算帯ごとに解説してきました。

予算に応じてどのような住まいを目指しやすいのか、要点を振り返ります。

・1,000万円は、余計な出費をどこまで削れるかを見極めながら計画を進める予算帯
・2,000万円台は、不要な部分を削ることで思い描く住まいにも手が届きやすい予算帯
・3,000万円台は、大手ハウスメーカーで標準的な仕様の住まいを目指しやすい予算帯
・4,000万円台は、資金面に余裕を持って計画を立てやすい予算帯
・5,000万円以上は、上位グレードの設備や、こだわりの外観・内装を思いのままに取り入れやすい予算帯

建築にかかるお金を考える際は、一括査定サイトを上手に使って相場に見合った金額をつかみながら、思い描く住まいをかなえてくれるハウスメーカーを探してみてください。

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田崎 義人のアバター 田崎 義人 賃貸不動産経営管理士

大学在学中に、人材派遣・セールスアウトソースのスタートアップに参画。その後、賃貸不動産会社専門商社に移り、新規事業開発・営業責任者として東証マザーズ上場後に執行役員を務める。
【資格】
賃貸不動産経営管理士

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