ゴールドクラウドは怪しい?評判・口コミで見る介護特化型クラファンの実態

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ゴールドクラウドの評判・口コミを徹底解説|介護特化型クラファンの実像と「怪しい」の真相

「GOLD CROWD(ゴールドクラウド)」は、介護施設や高齢者向けの住まいに投資対象を絞り込んだ、珍しいタイプの不動産クラファンとして知られています。

最低1口1万円から出資でき、想定利回りは年5〜10%台が中心です。運営側の問い合わせ対応がきめ細かいという声が寄せられる反面、「抽選になかなか当たらない」「入金時の振込手数料は投資家持ち」といった指摘や、「100億円資産形成倶楽部 怪しい」という検索ワードも見られ、出資前に押さえておきたいポイントは少なくありません。

本記事では、利用者の評判(好意的な声と否定的な声)、長所と短所、運営元の信頼度、公的機関の情報で確かめた許認可の状況、ほかのクラファン事業者との比較、介護施設ならではの投資リスクについて、一次情報に基づいて偏りなく整理します。

ゴールドクラウドで出資するか迷っている方は、判断材料のひとつとしてお役立てください。

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※無料で会員登録できます。出資元本は保証されていません。公式サイト:https://aggcrowd.jp/

プロの極意 田崎(不動産売却マイスター)
田崎義人

GOLD CROWDならではの強みは、グループ企業であるゴールドエイジが介護施設を全国で54棟2,499室も自ら運営しており、ほかの事業者には見られない独自性を備えている点だと考えています。施設の運営をグループの中で担う仕組みのため、物件の出口もグループ内で完結させやすく、外部の市況悪化による影響は受けにくい一方で、グループ全体の経営状態に左右されるリスクも併せ持ちます。応募率が200%を超えるほどの抽選をくぐり抜けてまで出資する意味があるのかどうか、一次情報をもとに本記事で確かめていきます。

※2026年10月現在の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

目次

ゴールドクラウド(GOLD CROWD)の概要と運営元の基本情報

ゴールドクラウド(GOLD CROWD)とは?基本スペックと運営会社

ゴールドトラスト株式会社が手がける不動産クラウドファンディングが、GOLD CROWD(ゴールドクラウド)です。

高齢者向け・介護施設や、蓄電所の事業用地といった物件を対象に、不動産特定共同事業法上の電子取引業務としてファンドを組んでいます。

このH2で取り上げる内容は、次の3点です。

GOLD CROWDのスペック一覧(最低投資額・利回り・スキーム・運用期間)

2026年8月時点の公式情報(GOLD CROWD公式サイト)を参照し、主なスペックを一覧にまとめました。

項目名詳細
サービス名GOLD CROWD(ゴールドクラウド)
公式サイトhttps://aggcrowd.jp/
運営元ゴールドトラスト株式会社
想定利回り年5.18%〜10.53%(1年運用が中心)
最低投資額1口1万円
運用期間1年が中心
募集の形式抽選制(再投資ファンドも用意)
スキーム匿名組合型(不動産特定共同事業法に準拠)
優先劣後構造採用(ゴールドエイジ社が劣後出資)
入金のタイミング後入金方式(GMOあおぞらネット銀行が基本)
振込手数料出資時は会員、分配時は運営会社が負担
中途解約できない(譲渡は可能、事務手数料30,000円税別)
クーリングオフ8日間
源泉徴収20.42%(所得税と復興特別所得税の合計)
確定申告用の書類年間取引報告書を翌年1月中旬に発行(マイページからDL)

現在募集・運用されているファンドは、SDGs案件にあたる蓄電所事業用地と、ゴールドエイジ系列の介護施設という2系統が軸になっています。

GOLD CROWDを手がけるゴールドトラスト株式会社の会社概要

ゴールドトラスト公式サイトには、運営元に関する基本的な情報が掲載されています(2026年8月時点)。

項目名詳細
会社名ゴールドトラスト株式会社
本社愛知県名古屋市中村区名駅3-11-21 ゴールドトラスト本社ビル
代表者代表取締役社長 林 義明
設立年月2006年9月
業務管理者田島 哲(宅地建物取引士/ビル経営管理士)
不動産特定共同事業許可番号愛知県知事 第9号(第1号・2号事業者)
宅地建物取引業免許番号国土交通大臣(1)第10642号
法人番号2180001112551
プライバシーマーク認定番号 第19001636(01)号
グループ企業アサヒグローバルホーム/ゴールドエイジ/スマイシアHD/OWNERS.COM

同社はホテル事業、資産形成事業、不動産ファンド事業、賃貸管理事業、ALIN東海事業の5本柱で事業を展開しており、GOLD CROWDはこのうち不動産ファンド事業に位置づけられるサービスです。

GOLD CROWDの運営スキーム(抽選方式/匿名組合型/不特法第1号・2号事業)

GOLD CROWDの運営は、不動産特定共同事業法にもとづいて行われています。

ゴールドトラストが取得している許可は、「第1号事業者(投資家と不動産特定共同事業契約を結び、得た収益を分配する立場)」と「第2号事業者(投資家と第1号事業者との契約締結を代理・媒介する立場)」の双方です。

採用されているのは匿名組合型のスキームで、投資家と運営会社が匿名組合契約を締結し、物件の取得や運用は運営会社側が担います。

匿名組合型・任意組合型の比較

匿名組合型の場合、投資家は物件を所有するのではなく、運営会社への出資を通じて利益の分配を受け取ります。分配金は雑所得に区分され、20.42%が源泉徴収されます。

一方の任意組合型は、投資家が物件の共有持分を持つ形で、分配金は不動産所得の扱いになります(最低投資額は10万円〜100万円程度が中心です)。

匿名組合型を採るGOLD CROWDでは、物件の所有権を持たない代わりに、1口1万円という少額から出資できます。

募集は抽選方式で行われ、申込額が募集額を上回ったときは抽選によって当選者が決まります。

プロの視点 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

GOLD CROWDならではの仕組みとして注目したいのが「再投資ファンド」です。最初の1年の運用を終えたあと、希望する出資者は抽選を経ずに同じ物件の次期ファンドへ移ることができ、継続は最大10回までとされています。応募率が100〜217%に達するほど抽選が激しい状況では、当選が確定している継続枠は実用面での利点といえます。ただし、出資額を増やしたり減らしたりはできないため、事前に把握しておくとよいでしょう。

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「ゴールドクラウド 怪しい」「100億円資産形成倶楽部 怪しい」の真偽を公的機関のデータで確かめた結果

「ゴールドクラウド 怪しい」「100億円資産形成倶楽部 怪しい」は本当か?公的機関で裏取り検証

GOLD CROWDを検索すると、「他の人はこちらも検索」という関連キーワード欄に「100億円資産形成倶楽部 怪しい」が表示されます。

グループが手がける会員制サービスに疑問を持つ人がいることが、こうした否定的な検索につながっていると考えられます。ここでは運営会社の実在性、許認可の有無、過去の処分歴を公的機関の情報と照らし合わせ、偏りのない形でまとめます。

国税庁法人番号公表サイトによる法人情報の確認

国税庁法人番号公表サイトにおいて「ゴールドトラスト株式会社」と入力し、表示された情報を以下にまとめました。

確認項目公表されている情報
法人番号2180001112551
商号ゴールドトラスト株式会社
本店の所在地愛知県名古屋市中村区名駅3丁目11番21号
最終更新日令和8年3月13日
これまでの変更履歴令和8年3月:所在地を変更/令和5年10月:ゴールドエステイト株式会社を吸収合併/平成29年12月:幸せ相続株式会社を吸収/平成28年12月:旧ゴールドトラスト株式会社を吸収し商号を変更(旧商号:ゴールドエイジコンストラクション)

正式に法人番号を取得しており、登記にもとづく情報も公開の状態にあります。

吸収合併や商号の変更がいくつか見られるものの、グループの組織再編によるものであり、事業会社として特に珍しい動きではないと考えられます。

国交省「宅建業者検索」で見る免許の登録状況(大臣(1)第10642号)

国土交通省・建設業者宅建業者等企業情報検索システムに宅建免許番号「(01)第010642号」を入力すると、ゴールドトラスト株式会社(代表者:林 義明)の登録として、本社(愛知県名古屋市中村区名駅)と四日市事務所(三重県四日市市ときわ)の2拠点が表示されます。

免許の種類は国土交通大臣免許(1)号で、宅地建物取引業者として正しく登録されている状況です。

国交省「不動産特定共同事業者一覧」で見る許可の内容(愛知県知事第9号)

不動産特定共同事業者許可一覧(令和8年6月現在)は国土交通省が公表している資料で、同資料を見る限り、ゴールドトラスト株式会社は愛知県知事第9号の許可業者として掲載されています。許可の範囲は第1号事業(電子取引業務)と第2号事業の双方に及びます。

GOLD CROWD公式ページの最下部に記載された許可番号とも、内容が合致しています。

ネガティブ情報等検索システムによる行政処分歴のチェック

国土交通省が運営する「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」と「ネガティブ情報等検索サイト」で調べたところ、2026年10月時点では、ゴールドトラスト株式会社とグループ会社(アサヒグローバルホーム/ゴールドエイジ/スマイシアHD)のいずれについても、公開情報の範囲内で、不動産業にかかわる最近の処分歴は見当たりませんでした。

一方で、グループの関連企業であるアサヒグローバル株式会社(住宅建築事業)については、2015年に消費税転嫁対策特別措置法違反(買いたたき)を理由として公正取引委員会から勧告を受けたことが、税のしるべ(2015年4月号)に掲載されています。

もっとも、勧告の対象はGOLD CROWDを運営するゴールドトラスト株式会社ではなく、住宅建築を担う別の関連会社です。不動産クラウドファンディング事業と直接結びつく事案ではありません。

「100億円資産形成倶楽部」の中身と疑念が生じる理由

関連キーワードに「100億円資産形成倶楽部 怪しい」が出てくる理由を、順を追って見ていきます。

100億円資産形成倶楽部はゴールドトラスト株式会社が手がける会員だけが参加できるメンバーシップ制のサービスです。不動産投資や節税、資金運用にまつわる情報を会員へ届けることを目的としています。

確認項目公表されている情報
会長久保川 議道(兼務:アサヒグローバルホーム代表取締役会長、ゴールドトラスト取締役会長、ゴールドエイジ取締役会長、スマイシアHD代表取締役会長)
入会時の費用1万円(税込)
年間の会費4万円(税込/レクチャー会1回あたり1万円×4回分)
入会の条件年収500万円以上かつ自己資金2,000万円以上(50歳以上の場合は事業継承者が必要)
主な活動内容レクチャー会(年4回)、セミナー、現場見学会、タイ視察ツアーなど
運用資産の総額約309.5億円(2023年8月時点、実践者約100名)
規約の制定日2024年3月1日

検索で「怪しい」と結びつけられる理由としては、次のような点が考えられます。

  • 倶楽部の名称に「100億円」という大きな金額が掲げられ、強い印象を与えること
  • 総資産250億円(初期取得原価による)、所有物件1,900戸相当、家賃収入15億円といった、久保川氏個人に関する自己申告の数値
  • 会員のみが参加できる仕組みのため、外部からは活動内容をうかがいにくいこと
  • 「税金を発生させない最適なタイミング」「節税と不動産投資で100億円築く」といった発信内容
プロの視点 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

公的機関の情報と突き合わせたところ、ゴールドトラスト株式会社は許認可を正規に得ており、不動産業にかかわる処分歴の記載も見当たりませんでした。「100億円資産形成倶楽部」も、入会条件(年収500万円+自己資金2,000万円以上)がはっきり示され、2024年3月には規約が正式に定められている点を踏まえると、中身の伴わない悪質な会員ビジネスとは性格が違うと考えています。とはいえ会員制のため外からは様子がわかりにくい面もありますので、不安が残る場合は入会を見送り、GOLD CROWDのみを使う選択肢もあります。両サービスはそれぞれ独立しており、GOLD CROWDだけで投資を始めることもできます。

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※会員登録に費用はかかりません。また、元本は保証されていません。

ゴールドクラウドに寄せられた好意的な評判・口コミ

ゴールドクラウドの良い評判・口コミ

SNSやレビューサイトを見ると、GOLD CROWDを好意的に評価する投稿がいくつも確認できます。

寄せられている前向きな声を整理すると、おおむね次のような傾向に分けられます。

介護施設や高齢者住宅を通じた社会への貢献度

投資先が介護施設や高齢者向け住宅に絞られている点から、社会の役に立つ使い道にお金を回せると受け止める利用者もいます。

ブログ更新です。 介護業者が手がける初のクラファン、ゴールドクラウドの高利回り案件は無事落選しました 今回はその後の話です。 介護施設への投資ができるファンドは多くないので、分散投資先として魅力があります
参照:X(旧Twitter)

6〜10%台という高めの想定利回り

GOLD CROWD公式お知らせによると、19・20号ファンドは2026年5月に年8.21%の当初想定利回りで、17号ファンドは2026年4月に5.18%で、それぞれ償還を終えたとされています。

銀行預金の金利や一般的なREITと比べて、利回り面に魅力を感じるという意見もあります。

ゴールドクラウドの蓄電所案件に30万円投資し、特典のアマギフ5,000円ゲット∠(゚Д゚)/
正常償還されれば、元利含めて年利約10%です。
現在アマギフはつきませんが、サービス過去最大の年利回り(10.53%)のファンドが抽選式で募集中です。
ゴールドクラウド
参照:X(旧Twitter)

1口1万円からの少額投資に対応

1口1万円という少ない資金から出資できるので、不動産投資を初めて経験する人にも取り組みやすいと評価されています。

GOLD CROWD(ゴールドクラウド)の不動産投資型クラウドファンディングを調べました! ☑1口1万円からの投資 ☑劣後出資は10%以上 ☑利回りは5%以上の高利回り!! メイン投資が暇なのでクラファン事業者をチェックしてみた 再投資可能ファンドは新鮮だね
参照:X(旧Twitter)

運営会社によるきめ細かなサポート

会員登録でエラーが出たときや問い合わせをしたときの対応が細やかで、投資に不慣れな人でも心強く感じられるという声があります。

なかでも、本人確認書類の登録を誤った際のフォローに対しては、好意的な感想がいくつも寄せられています。

プロの本音 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

好意的な評判のうち、私が特に目を向けたいのは、投資先を介護施設に絞っていることによる社会的な意義です。利回りや運用実績を前面に打ち出す事業者が多いクラファン市場にあって、社会への貢献という視点を投資の判断基準に加えられるサービスはごく限られています。もっとも、口コミの評価が高いからといってリターンが安全だとは言い切れません。このあと取り上げるリスク面も踏まえたうえで、全体を見て判断していただくのがよいと考えます。

\ 好意的な口コミの中身を確認 /

※登録にあたって費用はかかりません。なお、元本が保証される商品ではありません。

ゴールドクラウドに寄せられる否定的な評判・口コミ

ゴールドクラウドの悪い評判・口コミ

検討段階では好意的な声に加えて、注意が必要とされる指摘にも目を通しておくと安心です。

否定的な意見として目立つポイントを、以下にまとめました。

人気が集中し抽選に外れるケース

GOLD CROWD公式ファンド一覧に掲載された過去の案件を確認すると、募集額を超える申し込みが集まる状況が続いています。

応募率は100〜217%の幅に分布しており、平均すると募集額のおよそ1.3〜1.5倍の申し込みがあるようです。

加えて、継続して出資する利用者も多いことから、とくにこれから始める方からは「申し込んだのに落選して出資できなかった」という声が上がっています。

GOLD CROWD ゴールドエイジ四日市日永3期,落選 今週もしんどい一週間になりそう
参照:X(旧Twitter)

初めての出資者には不利になりやすい募集の仕組み

GOLD CROWDには、再投資を希望する会員が一般の会員より先に案件へ申し込める仕組みが設けられています。

このため、一般向けの受付が開始された時点で、募集枠の2割から4割程度がすでに埋まっているケースがあります。

ゴールドクラウド 既に再投資で67%埋まってる。これは新規組には厳しいなぁ
参照:X(旧Twitter)

元本の保証がなく損失が出る可能性

公式の主なリスク開示にも記載があるように、GOLD CROWDの出資には元本の保証が付いていません。

優先劣後の仕組みによってリスクがある程度抑えられているとはいえ、不動産価格の値下がりや信用リスクによって元本が目減りする可能性は否定できません。

【不動産クラファンで見落とされがちなリスク】 1万円から投資できる不動産クラファン。利回り5〜7%など魅力的な数字が並びますが、当然リスクも存在します。☑ 元本保証はなく、最悪ゼロになる可能性も ☑ 途中解約ができないため資金拘束リスクがある ☑運営会社の経営破綻や不正が起きれば回収困難 こうした特性は、株や投信とは異なる“流動性の低さ”に直結します。 だからこそ「余裕資金で取り組む」「信頼できる運営会社を選ぶ」ことが必須。 資産運用では「リターンの裏にあるリスク」を理解して初めてバランスが取れます。 結局のところ、資産形成は【安心と成長の両立】をどう設計するか。 その考え方については固定ポストで詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。
参照:X(旧Twitter)

入金時の振込手数料は出資者の自己負担

GOLD CROWD公式FAQに記載があるとおり、出資金を振り込む際の手数料は会員側で支払う決まりです。

いくつものファンドに資金を分けて出資すると、そのたびに手数料がかかって負担が膨らむ点が短所として指摘されています(分配金を受け取る際の手数料は運営会社側の負担)。

プロの注意点 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

ここで挙げた3項目は、どれも不動産クラウドファンディングという仕組みそのものに見られる特徴といえます。抽選の競争率が高いことは「それだけ支持を集めている証拠」と捉えることもできますが、出資の機会を得にくい点は資金の計画に直結するので、軽く見るのは避けたいところです。前もって複数のクラファンで口座を開設し、資金を分けて運用する戦略を考えておくことをおすすめします。

\ リスクも踏まえて出資を検討 /

※会員登録に費用はかかりません。元本は保証されていません。

運営元とグループ企業の事業規模・財務面の裏付け

運営会社・グループの規模と財務基盤

GOLD CROWDが信頼に足るかどうかを見極めるには、運営元の会社だけを見るのではなく、属しているグループが全体としてどの程度の事業規模やお金の面での体力を持っているかも押さえておきたいところです。

ゴールドトラスト株式会社が展開する事業(5本柱)

同社が公開しているゴールドトラスト公式企業情報を確認すると、手がけている事業は次の5本柱で構成されています。

事業区分概要
資産形成事業不動産投資を通じた資産づくりの支援と、運営・管理業務の代行
ホテル事業アパートメントホテルを運営
賃貸管理事業家賃の管理、退去時の修繕、入居者からの苦情への対応、収益の最大化
不動産ファンド事業GOLD CROWDもここに含まれる不動産特定共同事業(愛知県知事第9号)
ALIN東海事業亜臨界水処理技術を使ったエネルギー・環境分野の事業(愛知・岐阜・三重)

このうちGOLD CROWDは「不動産ファンド事業」に位置づけられるサービスで、同社の主力は資産形成や賃貸管理、ホテルといった不動産まわりの事業全般にあります。

グループを構成する企業の関係

グループは持株会社であるスマイシアHDの傘下に各社が連なる形をとっており、参画している企業は次のとおりです(出典:スマイシアHD公式企業情報)。

会社名グループ内での位置づけ
スマイシアHD株式会社グループを束ねる持株会社(代表取締役会長は久保川議道、資本金1,000万円)
アサヒグローバルホーム株式会社注文住宅や建売住宅の設計から施工、販売までを担当(資本金9,500万円・従業員数271名・引渡実績8,372戸)
ゴールドトラスト株式会社GOLD CROWDの運営元で、賃貸住宅と不動産ファンドの事業を展開
ゴールドエイジ株式会社高齢者向け住宅を運営し、介護事業を現場で担う

グループ全体で見た規模は次の表にまとめています(出典:GOLDAGE)。

項目規模
グループ全体の売上高約299億円(2025年12月見込み)
グループ全体の社員数約1,851名(2025年12月見込み)
住宅の引渡戸数16,108世帯(2025年12月見込み)

住宅の供給と不動産の運営という本業がグループの柱になっており、こうした実業の層の厚さが、GOLD CROWDでファンドを組成する際の土台になっていると考えられます。

介護を担うゴールドエイジの事業規模

GOLD CROWDで投資対象となる施設の運営を受け持っているのがゴールドエイジ株式会社で、同社の事業規模を整理すると次のようになります(出典:ゴールドエイジ採用サイト、2025年12月時点)。

項目規模・内容
設立2006年(前身の高齢者専用賃貸住宅の段階から携わる)
施設数(拠点数)57施設
従業員数1,414名
訪問介護事業所26ヵ所
通所介護事業所46ヵ所
居宅介護支援事業所7ヵ所
看護小規模多機能型居宅介護1ヵ所
特定施設入居者生活介護事業所3ヵ所
定期巡回随時対応型訪問介護看護1ヵ所
福祉用具貸与4ヵ所
不動産特定共同事業許可愛知県知事 第10号(第1号・第2号事業者)
宅地建物取引業免許愛知県知事(1)第24534号
賃貸住宅管理業登録国土交通大臣(1)第004333号
資本金1億円

全国規模で介護施設を運営してきた事業者であり、グループの中心的な存在として、運営する施設の安定を下支えしている点がうかがえます。

住宅供給を担うアサヒグローバルホームの事業規模

ゴールドトラスト企業情報に掲載された内容をもとに、住宅供給を受け持つ同社の規模をまとめると次のとおりです。

項目内容
創業1976年
設立1985年
資本金9,500万円
代表者代表取締役社長 近藤博文
従業員数271名
引渡実績8,372戸(2025年12月末見込)
営業拠点三重県に6拠点・愛知県に3拠点・岐阜県に1拠点

東海エリアを地盤として半世紀近くにわたり住宅を供給してきた会社で、グループの実業面を下支えする存在といえます。

グループ会長・久保川議道氏の歩みと求心力

グループを率いる久保川議道氏は、1951年に三重県四日市市で生まれました。

1976年にアサヒグローバルを立ち上げ、現在はアサヒグローバルホーム/ゴールドトラスト/ゴールドエイジ/スマイシアHDのグループ4社で取締役会長を務めるほか、100億円資産形成倶楽部の会長も兼ねています。

「あなたも実現できる100億円資産形成メソッド」という著書があり、不動産投資や資産形成をテーマにしたセミナー・講義も定期的に開いています。

プロの視点 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

GOLD CROWDが信頼できるかを考えるとき、私が注目しているのは運営元にとどまらず、グループ全体が持つ事業の土台です。クラファンだけを手がける事業者とは違い、住宅の供給はアサヒグローバルホーム、介護施設の運営はゴールドエイジ、賃貸の管理はゴールドトラストと、一連の流れをグループの中で完結できる仕組みが強みといえます。ただし、出口戦略がグループによる買戻しを前提としている場合は、売却価格が市場の相場ではなくグループ内での取引価格で決まることも考えられます。メリットとリスクが背中合わせになっている点は意識しておきたいところです。

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ゴールドクラウドの過去の償還状況と元本毀損リスク

ゴールドクラウドの運用実績・元本割れの可能性

投資するかどうかを決めるうえで、これまで予定どおりに償還されてきたか、元本を割り込んだ案件があるかは大切な確認ポイントです。

最近の償還結果(19・20号 年8.21%/17号 5.18%)

最近償還を迎えたファンドの結果を、GOLD CROWD公式お知らせで報告された内容をもとに整理しました(2026年8月時点)。

スクロールできます
償還日対象ファンド募集時の想定利回り分配の結果
2026年6月17日22号【ゴールドエイジ四日市日永3期】8.12%想定どおりに分配済み
2026年5月18日19・20号【ゴールドエイジ四日市阿倉川Phase1・Phase2(2期)】8.21%想定どおりに分配済み
2026年4月7日17号5.18%想定どおりに分配済み

表に挙げたファンドは、いずれも募集時に示された利回りのとおりに分配され、償還を終えています。

募集・運用中の案件一覧(応募率100〜217%)

運用中のファンドと運用を終えたファンドの募集状況を、GOLD CROWD公式ファンド一覧の掲載情報からまとめると次のようになります。

スクロールできます
案件名利回り(想定)運用予定期間募集額応募額募集に対する応募率
ゴールドエイジ四日市日永4期8.04%1年7,000万円1億335万円147%
SDGs岐阜市洞 Phase510.53%1年1.5億円2億1,767万円145%
ゴールドエイジ四日市阿倉川Phase1(3期)8.28%1年1.2億円1億6,055万円133%
ゴールドエイジ四日市阿倉川Phase2(3期)8.28%1年3,000万円6,521万円217%
SDGs岐阜市洞 Phase410.53%1年1.5億円2億1,187万円141%
高齢者住宅Gold Life 富田4期5.18%1年1,700万円1,749万円102%
SDGs岐阜市洞 Phase38.36%1年1.5億円1億8,403万円122%
エステシア名駅 Phase48.10%1年7,500万円8,448万円112%
エステシア名駅 Phase38.10%1年7,500万円8,320万円110%

どの案件も応募率が100%を上回っており、平均では募集額に対しておよそ1.3〜1.5倍の申し込みが寄せられている状況です。

過去の元本毀損の有無と優先劣後構造の効果

GOLD CROWD公式お知らせに掲載された情報を見る限り、これまでのファンドで元本割れが生じたという記載は見当たりません(2026年10月時点)。

優先劣後構造が採用されているため、物件価格の値下がりが劣後出資の金額内に収まる場合には、優先出資者である投資家の元本が損なわれにくい仕組みになっています。

一方で、2026年4月28日付で「建設資材の価格上昇について(GOLD CROWDへの影響)」と題したお知らせも出ており、資材コストの高騰が運用にどう響くかを運営会社が引き続き見守っている様子がうかがえます。

プロの本音 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

これまでのファンドで元本割れが起きていないことは安心できる材料の一つですが、今後も元本が守られると約束されたわけではありません。応募率が200%超に達するほどの人気ぶりには、市場の期待が先走っている面も含まれると考えられるので、投資する側は落ち着いてリスクを見極めることが大切です。最近の償還結果や運営会社からのお知らせには、折に触れて目を通しておくと安心です。

\ 最新の償還状況をチェック /

※登録に費用はかかりません。元本は保証されていない点にご注意ください。

クラファンで実際に元本が割れたケースについては、不動産クラファンで元本を割り込んだ事例をまとめた記事で詳しく紹介しています。

ゴールドクラウドが持つ6つの強み・メリット

ゴールドクラウドの強み・メリット6選

介護施設を主な投資対象とするGOLD CROWDは、ほかのクラウドファンディング事業者とは異なる特色をいくつも備えています。

ここでは代表的な利点を6つにまとめて紹介します。

メリット1. 高齢者施設・介護分野に絞った独自性と社会的意義

介護分野に軸足を置く希少なクラファン

GOLD CROWDが扱う案件は、サービス付き高齢者向け住宅や特定施設入居者生活介護といった介護施設と、SDGs案件として位置付けられる蓄電所事業用地が主体となっています。

不動産クラファン全体を見渡すと、商業ビルや住宅、ホテル、データセンターを扱う事業者が多数を占めており、介護施設に的を絞ったサービスはあまり多くありません。

社会に役立つ対象へ資金を投じたい方や、需要の底堅い分野で運用したい方にとって、選択肢となり得る数少ないサービスの一つといえるでしょう。

メリット2. 劣後出資による元本の下支え

劣後出資がクッションになる仕組み

GOLD CROWDでは優先劣後構造が採り入れられており、劣後出資はグループ会社であるゴールドエイジ社が担っています。

物件の価値が下がったときは、運営会社側の劣後出資分から先に損失が充てられるので、投資家が持つ優先出資の元本はある程度まで守られる設計です。

仮に1億円のファンドを優先70:劣後30で組成した場合、物件の売却で生じた損失が3,000万円までなら、優先出資者には元本が全額戻る計算になります(出典:GOLD CROWD公式)。

とはいえ、劣後出資額を上回る損失が出れば優先出資者の元本も目減りします。劣後30%を中心とする案件が多いとされますが、優先劣後比率は案件ごとに確かめておくと安心です。

メリット3. 少額出資(1口1万円)と当選後に払う入金方式

少額から始められ、入金は当選後

1口1万円から出資できるので、小さな金額で複数の案件に分けて投資しやすい点が魅力です。

加えて、入金は抽選で当選が決まってから行う「後入金方式」のため、申し込んだ段階でお金が拘束されることはありません。

いくつかのファンドに並行して申し込み、当たった案件の分だけ振り込めばよいので、申込時の資金を無駄なく使えます(出典:GOLD CROWD公式FAQ)。

メリット4. 抽選を経ずに運用を継続できる再投資の仕組み

再投資ファンドならではの仕組み

GOLD CROWDのファンドの中には、「再投資ファンド」という形で組成されているものがあります。

1年間の運用が終わった時点で希望を出すと、同じ物件で組成される次のファンドに抽選を経ずに引き続き出資でき、継続は最大10回(10年間)まで認められています。

応募率が常に100〜217%に達して抽選の倍率が高い状況では、当選の決まった継続枠を確保できることは、実際の運用上で大きな利点といえます(出典:GOLD CROWD公式・サービス紹介)。

なお、再投資の際に出資額を増やしたり減らしたりはできず、運用期間の1年ごとに継続するかどうかの意思確認も求められます。

メリット5. 施設運営をグループ内で担うことによる賃料の予測しやすさ

運営をグループ内で担う強み

ファンドの対象となる施設の運営は、グループ会社であるゴールドエイジ株式会社が手がけています。

同社は介護事業に専念しており、サービス付き高齢者向け住宅や特定施設入居者生活介護、看護小規模多機能型居宅介護などを展開し、全国57施設、スタッフ1,414名という体制で運営にあたっています(出典:ゴールドエイジ採用サイト、2025年12月時点)。

施設の運営者が同じグループに属しているので、賃料の水準や運営の状況を予測しやすい点が強みです。

反面、グループによる買戻しを前提とした出口戦略が組まれている場合は、グループ内の取引価格で売られ、市場での価格とは異なる水準になる可能性もあるため、注意しておきたいところです。

メリット6. 100〜217%の応募率が示す高い人気

応募率から見る実績

GOLD CROWD公式ファンド一覧に掲載されている直近9ファンドについて、応募率をまとめると次のとおりです。

案件名想定利回り応募率
ゴールドエイジ四日市日永4期8.04%147%
SDGs岐阜市洞 Phase510.53%145%
ゴールドエイジ四日市阿倉川Phase1(3期)8.28%133%
ゴールドエイジ四日市阿倉川Phase2(3期)8.28%217%
SDGs岐阜市洞 Phase410.53%141%
高齢者住宅Gold Life 富田4期5.18%102%
SDGs岐阜市洞 Phase38.36%122%
エステシア名駅 Phase48.10%112%
エステシア名駅 Phase38.10%110%

掲載された案件はいずれも応募率が100%を上回っており、投資家から厚い支持を受けている様子がうかがえます。

もっとも、応募が集まるほど出資できる見込みは下がるため、高い応募率は長所と短所の両面を持つことを理解したうえで検討するとよいでしょう。

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ゴールドクラウドで気をつけたい5つのデメリット

ゴールドクラウドの注意点・デメリット5選

良い面だけで判断しないよう、申し込む前に押さえておきたい弱点を5つにまとめました。

デメリット1. 応募が集中しやすく当選しにくい抽選方式

当選しにくさの実情

先に紹介したように、応募率はいつも100〜217%という高い水準で推移しています。

利回りが10%を超える案件や、募集総額の小さい介護施設ファンドでは、応募率が200%を上回ることもあります。

申し込んでも外れる場面が多いため、予定どおりに資金を運用しにくい面があります。

【取れる対策】

  • 当選が確定している再投資ファンドの枠を利用する
  • 募集開始を知らせるメールを受信できるようにし、早いうちに申し込む
  • クラファンの口座をいくつか開き、応募先を分ける

デメリット2. 途中解約はできず譲渡には3万円(税別)の事務手数料

資金が拘束される点

GOLD CROWDでは、基本的に途中で解約することはできません。

第三者への譲渡には対応していますが、書面での手続きと30,000円(税別)の事務手数料がかかります(出典:GOLD CROWD公式FAQ)。

クーリングオフは、契約成立時の書面を受け取った日から8日間に限られます。

運用期間は1年のものが中心ですが、思いがけず現金が必要になったときに融通が利きにくい点は、事前に知っておきたいところです。

【取れる対策】

  • 生活費や緊急用の蓄えには手をつけず、余裕資金の範囲で出資する
  • 少額ずつ複数のファンドに分け、償還時期が重ならないようにする
  • 近いうちに現金化する可能性があるお金は、ほかの運用方法も比較する

デメリット3. 出資金を送る際の振込手数料は自己負担

振込コストの負担

出資金を振り込む際の手数料は、会員側が支払う仕組みです。

いくつものファンドに分けて出資すると、1ファンドごとに数百円程度の手数料が重なり、手取りベースの利回りが目減りしやすくなります。

【取れる対策】

  • GMOあおぞらネット銀行などネット銀行の無料振込枠を使う
  • 1回あたりの出資をまとめ、振込の回数を抑える

デメリット4. 非上場の運営会社による限られた財務情報

非上場企業ならではの開示の制約

GOLD CROWDを運営するゴールドトラスト株式会社は、株式を上場していません。

そのため、上場企業が出す有価証券報告書や四半期決算ほど詳しい財務データは公表されていません。

一方で、GOLD CROWDは2026年4月に「2025年度グループ決算・活動報告(IR・PR)」を掲載し、グループ全体の決算内容や事業者としての活動状況を投資家に向けて公表しています。

【取れる対策】

  • スマイシアHD公式サイトを確認し、親会社にあたるグループ全体の連結業績の流れをつかむ
  • 毎年公開されるIR・活動報告に目を通す
  • 出資前には、プライバシーマーク認定(第19001636(01)号)など第三者による指標もあわせてチェックする

デメリット5. 介護報酬の見直しによる収益変動リスク

介護報酬の見直しによる影響

GOLD CROWDが投資する物件は主に介護施設であるため、厚生労働省が3年に1回行う介護報酬改定によって、分配金が左右されるおそれがあります。

前回の改定は2024年4月に実施され、次の改定は2027年4月に予定されています。

改定を受けて施設を運営するゴールドエイジの収益が落ち込むと、支払われる賃料が引き下げられ、ファンドの利回りに波及するかもしれません。

【取れる対策】

  • 厚生労働省の社会保障審議会介護給付費分科会での検討状況を折にふれて確認する
  • 報酬改定による下振れも想定したうえで利回りを見積もる
  • 蓄電所事業用地など、介護分野以外のファンドにも分けて投資することを考える

より詳しい解説は、本記事の「介護施設投資のリスクと市場動向」の章をご覧ください。

プロの本音 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

5つのデメリットを見比べると、実際の投資体験を大きく左右するのは「抽選の当たりにくさと、途中で解約できない点の2つ」だと考えます。裏を返せば、こうした点を受け入れられる余裕資金で腰を据えて運用できる方にとっては、介護に特化したクラファンならではの、ほかのサービスとは異なる特色を活かせる候補になるでしょう。反対に、すぐに現金化できることを重視する方には合いにくいため、ご自身の資金計画に照らしてご検討ください。

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介護施設投資に伴うリスクと業界の動向(報酬改定・人材確保・高齢化)

介護施設投資のリスクと市場動向(介護報酬改定/介護人材/高齢化率)

介護施設を主な投資先とするGOLD CROWDでは、業界ならではのリスクや市場の流れを押さえておくことが、出資するかどうかを決める大切な材料になります。

介護報酬の見直しサイクルと2024年4月改定がもたらした変化

厚生労働省・介護報酬改定ページでは、介護報酬の見直しは原則として3年に1回行われると示されています。

もっとも新しい改定は2024年4月の令和6年度介護報酬改定です。処遇改善加算が一本化されたほか、LIFE加算にも手直しが入るなど、施設を運営する事業者の収入と支出を左右する変更が含まれていました。

ファンドの分配金は運営事業者が支払う賃料をもとにしているため、改定によって事業者の収益が落ち込むと、投資家の受け取りにも響くおそれがあります。

2027年4月に予定される次回改定の論点とサ高住・特定施設への波及

介護報酬の次の見直しは、2027年4月に行われる見込みです。

社会保障審議会介護給付費分科会では検討が続いており、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)と特定施設入居者生活介護について、基本報酬や加算をどう組み直すかが論点に挙がっています。

GOLD CROWDが組成するファンドでは、対象施設の多くがサ高住や特定施設にあたります。審議の行方を引き続きチェックしておくと安心です。

厚労省推計から読み取れる介護人材の不足見込み

厚生労働省・介護人材需給推計には、2026年・2040年の時点でどれだけの介護人材が求められるかという見通しが示されています。

働き手が足りない状況が続くと施設の運営費がかさみやすく、運営事業者の利益を押し下げる要因になりかねません。

ゴールドエイジでは2025年8月から介護初任者研修事業をスタートさせており、グループの中で人材を育てようとする動きもうかがえます。

高齢化の進み方と介護施設へのニーズ

総務省統計局・人口推計や国立社会保障人口問題研究所が公表している将来推計人口を見ると、65歳以上の人が占める高齢化率は2026年現在で約30%となっており、2040年には35%超まで上昇すると予測されています。

中長期で見ても介護施設を求める声は底堅いと考えられ、GOLD CROWDが資金を振り向ける領域には、人口構造の面から追い風が吹いているといえます。

運営をグループ内で担う仕組みとリスク低減の効果

GOLD CROWDの特色として挙げられるのが、施設を運営するゴールドエイジが同じグループに属している点です。

外部の運営会社が経営に行き詰まるリスクを抑えやすく、賃料収入の先行きも読みやすい仕組みといえます。

一方で、グループに頼る形はリスクが集中しやすく、グループ全体の業績がそろって悪化した際には影響が大きくなる面もあります。2025年度グループ決算IRなどで財務の状態を折に触れて確かめておくと安心です。

プロの注意点 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

介護施設に特化したクラファンへ出資する限り、報酬改定によるリスクは仕組みのうえでどうしても付いて回ります。3年ごとに繰り返し議論されるテーマだと割り切り、利回りを見る段階であらかじめ考慮に入れておくのが現実的な向き合い方だと考えています。運営をグループ内で担うことで収益が下押しされる力は和らぎやすいものの、改定の影響をゼロにできるわけでもありません。蓄電所事業用地を扱うSDGs案件など、介護以外のファンドにも資金を振り分けておけば、特定の業種に偏ったリスクをより抑えやすくなります。

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主要クラファン各社との比較:COZUCHI / CREAL / TECROWD / みんなの年金との相違点

他社クラファンとの比較:COZUCHI / CREAL / TECROWD / みんなの年金との違い

GOLD CROWDを、ほかの代表的な不動産クラウドファンディングと並べて比べてみます。

各サービスの比較一覧(運営元/利回り/最低出資額/仕組み/元本割れ/投資先)

2026年8月時点の情報をもとに、GOLD CROWDと主要4社を一覧にまとめました。

スクロールできます
比較項目GOLD CROWDCOZUCHICREALTECROWDみんなの年金
運営元ゴールドトラスト株式会社LAETOLI株式会社クリアル株式会社TECRA株式会社株式会社ネクサスエージェント
上場の有無非上場非上場東証グロース上場非上場非上場
最低出資額1万円1万円〜10万円1万円〜10万円10万円
想定される利回り5.18〜10.53%約4〜12%約3〜8%約9.5〜11.5%8.0%が中心
運用の期間1年が中心短期〜中長期案件ごとに異なる案件ごとに異なる案件ごとに異なる
契約の仕組み不特法匿名組合型不特法匿名組合型不特法匿名組合型不特法匿名組合型不特法匿名組合型
元本割れの実績公開情報からは確認できない公称なし公称なし報告なし報告なし
主な投資先介護施設・蓄電所商業ビル・住宅他住宅・商業他海外(モンゴル・カザフ等)・特化型区分マンションが中心

各社の口コミや評判をくわしく知りたい方は、おすすめの不動産クラウドファンディングサイト32選のランキングもご覧ください。

表に登場したみんなの年金については、みんなの年金の口コミ・評判を解説した記事でくわしく取り上げています。

COZUCHIと比べた特徴

COZUCHIの持ち味は、業界でも最大規模とされる累計投資額と、取り扱う案件の多さにあります。

案件の供給量で比べるとGOLD CROWDは見劣りしますが、介護施設に特化した独自の投資先を扱っている点で、COZUCHIとは方向性が異なります。

COZUCHIについてさらに知りたい方は、COZUCHI(コヅチ)の口コミと評判をくわしく紹介した記事もご覧ください。

CREALと比べた特徴

CREALの運営元は東証グロース上場企業で、適時開示制度によって情報の透明性が保たれている点が魅力です。

GOLD CROWDは上場していないものの、グループの介護事業者(ゴールドエイジ)がみずから施設を運営するため、賃料の先行きを読みやすい点に強みがあります。

CREALのくわしい情報は、CREAL(クリアル)の評判をくわしく紹介した記事でも確認できます。

TECROWDと比べた特徴

TECROWDは海外(モンゴル・カザフスタン等)にある新興国の不動産を主に扱っており、為替リスクやカントリーリスクを負うかわりに高い利回りを目指す仕組みです。

対してGOLD CROWDの投資先は、愛知・三重・岐阜を中心とした国内の介護施設です。為替リスクがない反面で介護報酬改定のリスクがあり、両者が引き受けるリスクは性質がまったく異なります。

TECROWDをより深く知るには、テクラウド(TECROWD)の口コミと評判をくわしく紹介した記事が参考になります。

介護特化型で代わりになるサービスの有無

介護施設に絞った不動産クラウドファンディングとなると、GOLD CROWDのほかに同じタイプのサービスは見つけにくいのが現状です。

ヘルスケア・ヘルスケアREITという選択肢はあるものの、1口1万円という少額から介護施設へ出資できるクラウドファンディング型のサービスは、ほかにあまり見当たりません。

プロの選び方 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

ほかのクラファンと並べてみると、GOLD CROWDは「介護施設に特化した、業界でも珍しい存在」といえます。ポートフォリオを考えるときは、CREALのような上場企業運営型、COZUCHIのような業界最大規模型、TECROWDのような海外型と組み合わせ、GOLD CROWDには「介護特化型」の役割を担わせる形が現実的でしょう。資金を1社に集中させず、目的ごとに複数のサービスへ分けて投資するのがおすすめです。

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ゴールドクラウドがおすすめできる人・おすすめしにくい人

ゴールドクラウドが向いている人・向いていない人

介護分野に特化したGOLD CROWDの性格をもとに、相性の良い人と合いにくい人をそれぞれ確認していきます。

相性が良いと考えられる人

投資の判断材料に社会的な意義も加えたい方

投資対象の多くが介護施設や高齢者向けの施設であり、運用を通じて社会への貢献を感じやすいのがGOLD CROWDの持ち味です。

利回りの高さに加え、資金がどこでどう役立つかも大切にしたい方にとって、検討しやすいサービスといえます。

小さな金額で複数のファンドに資金を分けたい方

最低投資額は1口1万円のため、少ない資金でも分散を図りやすい仕組みです。

いくつかのファンドへ同時に申し込み、当選した案件の分だけ入金する後入金方式を活用すると、待機資金を抱えずに投資先を分けられます。

当面使う予定のない資金でじっくり運用したい方

原則として途中で解約できず、運用期間も1年程度の案件が中心となるため、急にお金が必要になった場面には対応しづらい面があります。

生活資金とは切り離した余裕資金で、複数年にわたる運用も受け入れられる方に合いやすいでしょう。

相性が合いにくいと考えられる人

早めに現金化できることを重視する方

途中解約は原則として認められておらず、持分を譲渡する場合も30,000円(税別)の事務手数料が発生します。

【別の選択肢】
手元の資金をすぐに動かせる状態にしておきたいなら、株式・J-REITといった換金しやすい商品のほうが適しています。不動産クラファンを組み合わせたいときは、ちょこっと不動産のように半年〜1年程度で運用を終える短期型のサービスも候補になります。

元本が守られることを求める方

元本保証のない商品のため、不動産の価値が下がった場合には出資金が目減りするおそれがあります。

【別の選択肢】
元本の保証を最優先するなら、個人向け国債や預金が候補です。リスクをできるだけ抑えながら収益も得たい場合は、優先劣後比率の高い案件や、上場企業が運営するクラファンを選ぶと、損失の可能性をある程度小さくできます。

プロの推奨 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

GOLD CROWDは「介護施設に的を絞ったクラファン」という個性がはっきりしているので、まずはご自身が投資で何を求めているかと照らし合わせることが大切です。社会への貢献、長めの運用、少額での分散という3軸に当てはまる方であれば、有力な候補になるでしょう。反対に、すぐ換金できることや元本の保証を優先したい方は、別の金融商品と組み合わせて考えるのが現実的だと思います。1社だけに資金を集めず、複数社に分けて投資する中の一つとして活用するのがおすすめです。

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ゴールドクラウドで受けられるキャンペーンとポイントサイト特典

ゴールドクラウドのキャンペーン情報・ポイントサイト経由特典

公開されている情報を手がかりに、GOLD CROWDで過去に行われた特典企画や、ポイントサイトを通して登録した場合の還元の有無をまとめました。

これまでの実施キャンペーン(50周年企画のAmazonギフトなど)

過去に実施されたキャンペーンのうち、GOLD CROWD公式お知らせから把握できたものを以下の表に整理しています。

実施期間企画名特典の中身
2026年1月27日〜3月3日50周年特別企画キャンペーンSDGs岐阜市洞 Phase3への出資が30万円以上で完了するとAmazonギフト券5,000円分を進呈
ほかにも単発の企画が行われた実績あり—創業50周年を記念した企画は今後も続ける予定と案内あり

直近のキャンペーンの確認方法

新しいキャンペーンが始まると、GOLD CROWD公式お知らせにその都度案内が掲載されます。

特典の条件や期間は変わることもあるため、出資を決める前に公式サイトで最新の内容に目を通しておくと安心です。

ポイントインカム/モッピー/ハピタス/ECナビでの取り扱い状況

本記事執筆時点(2026年6月)で公開情報を調べた範囲では、GOLD CROWDを主要なポイントサイトで扱っているかどうかは確認できていません。

取り扱いが始まっているかどうかは、各ポイントサイトで「ゴールドクラウド」や「GOLD CROWD」と検索して確かめてみてください。

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※無料で会員登録できます。出資した元本は保証されません。

ゴールドクラウドで投資を始めるまでの4ステップ

ゴールドクラウドの始め方4ステップ

GOLD CROWDで出資を始めるまでの流れを、4つの段階に分けてご紹介します(出典:GOLD CROWDご利用ガイド)。

STEP
アカウント作成(メールアドレス・パスワード設定と認証コード入力)

まずは公式サイト上の「新規登録」ボタンを押し、メールアドレスおよびパスワードを設定します。届いた認証コードを入力すると、仮登録の手続きが済みます。

STEP
適合性情報の登録と本人確認(手続きはオンラインのみ)

ログイン後のマイページで、個人情報と適合性情報を入力します。各種同意事項への同意を済ませたら、運転免許証などの本人確認資料は、オンライン上で送付します。審査が終わった段階で、会員登録の手続きは完了です。

STEP
出資案件への申し込みと抽選結果のチェック

ファンド一覧の中から投資先を選び、出資希望額を入力して申し込みます。ファンドが成立して抽選に当たった場合は、マイページ上で契約書の内容を確認でき、届くメールの案内に沿って手続きを進めていきます。

STEP
入金から運用スタート、分配金の受け取りまで

契約が成立したら、メールで届く案内を確認し、指定された振込先(通常はGMOあおぞらネット銀行)へ入金します。運用が始まるとマイページの表示が「運用中」に変わり、運用期間が終わった後の分配日に、出資金および分配金が、登録している口座へ振り込まれる仕組みです。

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※会員登録に費用はかかりません。なお、元本は保証されていません。

ゴールドクラウドの分配金課税と申告手続き(源泉徴収20.42%・雑所得)

ゴールドクラウドの税金と確定申告(雑所得・源泉徴収20.42%)

GOLD CROWDから受け取る分配金について、課税の仕組みと申告にかかわる要点をまとめます。

※本項は執筆時点(2026年6月)における内容にもとづいています。具体的なケースの判断については、税理士などの専門家へご確認ください。

雑所得に分類される分配金と20.42%の源泉徴収

匿名組合契約にもとづいて支払われるGOLD CROWDの分配金は、国税庁タックスアンサーNo.1500で示される雑所得として扱われます。支払いの段階で運営会社が20.42%(内訳は所得税15%・復興特別所得税0.315%・住民税0%相当)を差し引いて源泉徴収する仕組みです(出典:GOLD CROWD公式FAQ)。

区分概要
所得の種類雑所得
差し引かれる税率20.42%
課税の方法給与所得者であれば、原則として源泉徴収のみで完結

申告の要否を分けるポイント

申告が必要になるかどうかは、給与を受け取っている立場かといった個々の事情で変わってきます。

  • 勤務先1か所から給与を受けており、給与・退職所得を除いた所得の合計額が年20万円以下 → 原則、申告は不要
  • 公的年金などの受給者で、雑所得をまとめた額が年20万円を上回る → 申告を求められる場合が多い
  • 公務員として勤めている方は、本業とのかかわりで個別の確認を要する場合があります(参考:公務員の不動産投資はどこまでOK?)

所得の状況しだいで結論が変わるため、具体的な判断は税理士やお近くの税務署へお問い合わせください。

また、不動産を手放して得た利益とあわせて申告を行うケースでは、不動産売却の確定申告がゼロからわかる初心者向け完全マニュアルも役立ちます。

年間取引報告書を受け取る手順

年間の取引内容がまとまった「年間取引報告書」は、GOLD CROWDから翌年1月中旬に発行される流れです(出典:GOLD CROWD公式FAQ)。

報告書はマイページから取得でき、申告書の作成や控除の手続きを進める際に役立てられます。

プロの注意点 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

雑所得として源泉徴収される分配金は、給与所得と損益を相殺できない点に注意が必要です。一方で、仮想通貨の利益やFXなど、ほかの雑所得とは通算できる場合があるので、運用先を複数お持ちの方は税理士へ確認しておくと安心です。年間取引報告書は申告書類の控えとしても大切な書面のため、毎年マイページから取得して手元に残しておくのがおすすめです。

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ゴールドクラウド投資を考える際のよくある質問

ゴールドクラウドに関するよくある質問

GOLD CROWDへの出資を考えている方から寄せられやすい疑問を、8つに絞ってまとめています。

Q1: ゴールドクラウドを運営する会社は信頼に足る事業者ですか?

行政から必要な許認可を受けて営業している会社です。

GOLD CROWDを手がけるゴールドトラスト株式会社は、2006年9月に設立された会社です。愛知県知事第9号として不動産特定共同事業許可(第1号・2号事業)を、国土交通大臣(1)第10642号として宅建免許を、それぞれ受けています。国税庁法人番号公表サイトを調べると法人番号2180001112551での登録が確認でき、グループの規模は売上約300億円、社員数約1,800名とされています。あわせてプライバシーマーク認定番号第19001636(01)号も取得済みです。確認の手順は、本記事内「公的機関のデータによる裏取り」の章でくわしく取り上げています。

Q2: 出資したお金が当初の額を下回ることはありますか?

元本の保証は付いていませんが、優先劣後構造によって損失の一部は吸収される仕組みです。

GOLD CROWDの商品には、元本を守る保証が付いていません。優先劣後構造を採用しているため、ある程度までの損失であれば投資家の出資分に及びにくい設計になっています。とはいえ、不動産の価格が大きく下がった場合や信用リスクなどが表面化した場合には、元本が欠ける可能性も否定できません。こうした点は運営側の主なリスク開示(GOLD CROWD公式)にも書かれています。公開されている情報の範囲では、これまでのファンドで元本が毀損したという記載は見当たりませんが、今後も元本が守られることを意味するわけではない点にご注意ください。

Q3: 抽選で当たりやすくする方法は?/再投資ファンドの仕組みとは?

現実的な手段としては、再投資ファンドに設けられた当選確定枠の利用が挙げられます。

応募率はいつも100〜217%と高い水準で推移しているため、申し込んだからといってすぐ当選できるとは限りません。当選の見込みを上げる手段の一つが、再投資ファンドの当選確定枠です。再投資ファンドは、1年間の運用を終えたあと、同一物件の次のファンドに抽選を経ずに引き続き出資できる制度で、継続は最大10回(10年間)まで認められています(出典:GOLD CROWD公式・サービス紹介)。

Q4: 振込時の手数料はどちらが負担しますか?

出資の際は会員側、分配金の受け取り時は運営会社側の負担となります。

出資金を振り込むときの手数料は、会員自身が支払います。一方、分配金が振り込まれる際の手数料は運営会社が持つ形です(出典:GOLD CROWD公式FAQ)。複数のファンドに分けて出資する予定があれば、GMOあおぞらネット銀行などネット銀行の無料振込枠を使うことで、費用を抑えやすくなります。

Q5: 途中で解約したり、権利を譲渡したりできますか?

途中解約は原則として認められず、譲渡については事務手数料3万円(税別)を支払えば可能です。

運用期間中の解約は、原則として受け付けられていません。権利の譲渡はできるものの、30,000円(税別)の事務手数料に加えて、書面での手続きを踏む必要があります。相続に伴って譲渡するケースでも、同じく所定の手続きが求められます。また、契約成立時書面を受け取った日を起点に8日以内なら、書面でクーリングオフを行えます(出典:GOLD CROWD公式・クーリングオフ)。

Q6: 介護報酬が改定されると、分配金が下がることはありますか?

影響を受ける可能性はあるものの、グループ内で施設を運営しているため和らぎやすい構造です。

介護報酬は3年に1回見直されており、前回は2024年4月、次回は2027年4月に予定されています。改定によって施設運営者の収入が落ち込めば、賃料を分配の原資とするファンドにも影響が出るおそれがあります。GOLD CROWDが対象とする施設は、グループ会社であるゴールドエイジが運営を担っています。運営を外部に委ねるケースと比べると安定を保ちやすい仕組みといえますが、改定に伴うリスクが消えるわけではありません(参考:厚生労働省・介護報酬改定)。

Q7: 法人名義で出資することはできますか?

法人としての会員登録にも対応しています。

法人名義でも会員登録を行えます。ただ、個人とは手続きの流れが違うため、登録を検討している法人の方は、公式サイトに掲載されている法人登録ガイドを先に目を通しておくと安心です(出典:GOLD CROWD公式FAQ)。

Q8: 公務員の投資は認められますか?/確定申告の要否は?

勤務先の運用ルールを確かめておくのが望ましく、確定申告が必要かどうかは所得の額によって変わります。

公務員が投資をする場合、国家公務員法や地方公務員法に定められた副業に関する規定(自営兼業の制限)に当てはまるかどうかがポイントになります。クラウドファンディング形式の不動産投資は「自営」に当たらないと解釈される例が多いといわれていますが、運用ルールは所属先によって違うこともあります。念のため、所属先の人事担当部署に問い合わせてください。確定申告については、給与所得者で雑所得の合計が年20万円以下なら原則として不要です。一方、20万円超の方や公的年金を受け取っている方などは、申告が求められるケースが多くなります(個別の判断は税理士や税務署へご相談ください)。くわしくは公務員による不動産投資の可否を解説した記事も参考にしてください。

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まとめ:介護×不動産という独自路線で社会貢献と利回りの両立を狙える希少なゴールドクラウド

ゴールドクラウドは「介護×不動産」の独自性で社会貢献と利回りを両立できる稀少サービス

ここまでお伝えした内容を、ポイントごとに振り返ります。

  • GOLD CROWD(ゴールドクラウド)は、介護施設に的を絞った数少ない不動産型クラウドファンディングで、運営元はゴールドトラスト株式会社(愛知県知事 第9号/大臣(1)第10642号)です。他社にはあまり見られない独自の特色を備えています
  • 年5.18〜10.53%の想定利回りが示されており、2026年8月時点では、19・20号ファンドが年8.21%、17号が5.18%、22号が8.12%と、直近の案件はいずれも予定どおりの利回りで償還を終えています
  • 常に100〜217%という高い応募率が続いているため、抽選で当選する可能性を高めるには、再投資ファンドの活用や複数案件への申し込みといった工夫が現実的です
  • 運営会社が持つ許認可に加え、売上300億円・社員1,800名・引渡16,100世帯というグループの規模、ゴールドエイジによる介護事業の基盤(57施設・1,414名)など、グループが手がける実業の厚みがファンド組成を下支えしています
  • 「100億円資産形成倶楽部 怪しい」と表示されるサジェストについては、公的機関の情報と照らし合わせたところ許認可は正規のもので、不動産業にかかわる処分歴も見当たりませんでした。倶楽部は入会に年収500万円+自己資金2,000万円以上が求められる会員限定のメンバーシップで、GOLD CROWDとは切り離して単独で利用できます
  • 介護報酬改定(直近2024年4月/次回2027年4月予定)による影響は、介護施設に特化したクラファンへ資金を投じる以上、仕組みのうえで避けて通れない検討ポイントといえます
  • 元本保証を求める方や、短期間での現金化を重視する方には向きませんが、社会貢献性・長期運用・少額分散という3軸に共感できる方にとっては、介護特化型クラファンならではの有力な候補になり得ます

なお、不動産型クラウドファンディングは特定のサービスに資金を集中させず、いくつかを併用してリスクを分けるのが現実的な進め方です。

投資の目的やリスクを許容できる範囲、余裕資金の大きさを踏まえたうえで、GOLD CROWDは介護特化型の枠として組み入れ、上場企業が運営するCREAL、業界最大規模のCOZUCHI、海外案件を扱うTECROWDなどと併せて検討するとよいでしょう。

プロの極意 田崎(不動産売却マイスター)
田崎氏

GOLD CROWDの強みは、介護施設への特化とグループによる自社運営を組み合わせている点にあり、仕組みの面で他社とははっきり異なる立ち位置を築いています。応募率が200%超に達するほど競争は激しく、申し込み方を工夫する必要はありますが、社会への貢献という視点を投資の判断材料に加えたい方にとっては、現実味のある候補です。長く運用することを前提に、ほかのクラファンとも組み合わせながら、分散を意識したポートフォリオの一角として活用を検討されてはいかがでしょうか。

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田崎 義人のアバター 田崎 義人 賃貸不動産経営管理士

大学在学中に、人材派遣・セールスアウトソースのスタートアップに参画。その後、賃貸不動産会社専門商社に移り、新規事業開発・営業責任者として東証マザーズ上場後に執行役員を務める。
【資格】
賃貸不動産経営管理士

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