家を高く売る5つの方法|売却の流れとやってはいけないことを解説

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家の売却価格を少しでも上げたいなら、まず相場を正確につかみ、準備の段階から契約、引き渡しに至るまでの全体像を押さえておくことが大切です。

家を高く売る方法を調べている方の多くは、できるだけ有利な条件で手放したい、売却でつまずきたくないとお考えではないでしょうか。

この記事では、高値での売却につながる方法を5選にまとめて紹介するとともに、売却の進め方やかかる費用、準備のポイントを順を追って説明します。

加えて、避けておきたい注意点や不動産会社を見極めるポイント、多くの方が抱く疑問へのお答えも掲載しています。

最初に、売却の進め方と必要な費用について確認していきます。

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目次

高値売却に向けた下準備と5つの方法

高値売却に向けた下準備と5つの方法

売却価格を少しでも引き上げたいなら、売り出す前の準備や工夫がとても大切です。

成約価格を左右するのは、値付けや売り出す時期ばかりではありません。査定の頼み方、物件の見せ方、リフォームをするかどうかなど、小さな工夫が積み重なって結果に差が出ます。

以下では、今日から取り組める5つの方法を取り上げます。

どれも押さえておくと、希望に近い価格で、スムーズに売却できる見込みが高まります。

順番に詳しく確認していきましょう。

方法1:複数社の査定比較による相場の把握

高値での売却を目指すなら、査定は複数の不動産会社に依頼するのが大切です。

依頼先の数は3〜5社程度が目安で、比べやすさと手間のバランスがとれます。

査定を1社に絞ってしまうと

  • 相場を下回る金額で手放してしまう
  • 強気すぎる価格で売り出し、売れる時期を逃す

といったおそれがあります。

加えて、得意とする物件の種類や営業エリアは会社ごとに異なり、需要を見込めない物件だと評価が控えめになることもよくあります。

いくつかの会社に査定を頼めば、金額や対応ぶりを見比べながら、高値で売ってくれそうな会社を探しやすくなります。

もっとも、契約を取りたいがために相場から大きく外れた高い査定額を示す会社もあるので、金額の高さだけで決めないよう気をつけましょう。

手間をかけずに依頼したいなら、一括査定サイトのおすすめランキングで上位に入っているサービスを利用するのがスムーズです。

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はじめての売却でも、相場をスムーズに把握でき、自分に合った不動産会社を見つけやすい方法です。

方法2:第一印象の向上|整理整頓や清掃、ホームステージング

高値売却を狙うには、買い手が最初に受ける印象を良くしておくことがとても大切です。

内覧で目にする部屋のきれいさや片付き具合は、成約価格にも関わるとされています。

内覧対策「部屋を片付ける」

取り組みたいポイントは次のとおりです。

  • 使わない物を処分・収納する:
    通路を確保し、部屋をゆったり見せる。
  • 床やキッチン・浴室などを念入りに掃除する:
    明るく清潔な室内を印象づける。
  • ホームステージングを取り入れる:
    家具や雑貨で暮らしの様子を演出。

ホームステージングは、買い手が住んだ後の暮らしを想像しやすくなるよう、家具や雑貨をコーディネートして配置する方法のことです。

費用をなるべくかけたくないときは、特によく見られるリビングと玄関から手をつけると効率よく進められます。

第一印象づくりは、売却活動のスタートとして欠かせない準備です。

丁寧に取り組めば内覧に来た方の評価が上がり、成約価格のアップや早期の売却が期待できます。

方法3:リフォーム・リノベーションの検討

売却価格を上げる手段として、リフォーム・リノベーションを考えてみるのも有力な選択肢です。

売り出す前に傷んだ箇所の修繕や改修を済ませておくと、買い手の好感や安心感が増し、取引も円滑に進みやすくなります。

リフォーム・リノベーションの主な内容と、見込める効果を次の表に整理しました。

工事の種類/具体例/見込める効果

傷んだ箇所の修繕雨漏りや配管のトラブルなど買い手が安心でき、取引が円滑に。
部分的な改装壁紙・床材の張り替え、照明の見直しかけた費用に対して効果が大きく、室内の印象がアップ。
大がかりなリフォーム・高額な設備の入れ替え間取りの変更や高価な設備の導入工事費ほど売却価格が上がらないこともある。
建物の価値がほとんど残っていない場合建物を取り壊して更地にする土地の使い道が広がり、買い手が見つかりやすくなる。

どの程度手を加えるかは、物件の状態や市場の動向を踏まえて決めることが、高値売却への近道です。

部分的な改修であれば費用に対する効果が大きく、内覧での見え方をぐっと良くできることがあります。

反対に、全面的なリフォームや高価な設備の導入をしても、売却価格がそのぶん上がるとは限らないので、よく検討して決めましょう。

費用をどこまでかければ回収できそうかの目安は、リフォームの費用対効果を売却前に見極めるポイントで詳しく紹介しています。

方法4:広告・写真・内覧対応による成約率アップ

高値での売却を実現するには、買い手の目を引く広告や写真、内覧時の工夫も大切です。

物件情報をどう伝え、どう見せるかによって、問い合わせの数や売れるまでの期間に大きな差が出ます。

押さえておきたいポイントをまとめました。

施策工夫の内容と期待できる効果
広告
(ポータルサイト・チラシ・自社サイトなど)
いくつかの媒体を併用すると、より幅広い買い手に情報が届く。
写真
(広角レンズでの撮影、明るく見せる工夫、収納や見どころとなる空間のカット)
部屋の広さやきれいさを伝えられる。プロのカメラマンに頼むのも有効。
内覧
(片付け、掃除、照明の工夫、ホームステージング)
買い手が住んだ後の生活を思い描きやすくなり、早期の売却や価格の維持につながる。

広告や内覧の対応にきちんと手をかければ、値下げせずに契約まで進められる見込みも高まります。

ちょっとした工夫でも買い手の受け止め方は大きく変わるので、売却活動の中でも優先して取り組みたいところです。

方法5:売り出し価格と売却時期の見極め

高値売却を目指すうえでは、売り出し価格や売却タイミングをどう決めるかも大切です。

相場に見合った価格で売り出し、需要や市場の変化に応じて見直していくかどうかで、売れるまでの期間や成約価格が大きく変わります。

チェック項目やること
市場データを調べる国土交通省「不動産情報ライブラリ」やREINS市況レポートを使い、エリアの成約価格や売れるまでの期間を確認。
相場を踏まえた価格で売り出す。
売り出し直後の反応確認(売り出しから2〜3週間)問い合わせや内覧の件数を確かめる。
反響が少なければ写真や紹介文を改善し、価格を少しだけ下げることも検討。
売り出す時期の検討買い手が増える季節や住宅ローンの金利動向も踏まえる。
無理な値上げや急な値下げを控えると、適正な価格を保ちやすくなる。

こうした点を意識しておけば、相場に合った価格で売り出しを始められ、反響に応じて柔軟に調整できます。

売り出し価格と時期の両方に目を配ることが、高値売却を実現するポイントといえます。

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家の高値売却を後押しする不動産会社選び3つのコツ

家の高値売却を後押しする不動産会社選び3つのコツ

高値での売却を目指すなら、頼れる不動産会社と力のある担当者に出会えるかどうかが大きなポイントになります。

物件の条件がいくら良くても、売り出し方や販売の戦略、担当者の動き方によって、成約価格や売れるまでの期間は大きく変わってきます。

以下では、家をより高い価格で、かつ円滑に手放すために押さえておきたい不動産会社選びのポイントを3つ取り上げます。

順番に詳しく解説します。

売却後のサポート体制が整った不動産会社

家を高く、しかも安全に手放したいなら、売却サポートのサービスを用意している不動産会社に注目するのがポイントです。

売る側・買う側それぞれの不安が和らぎ、トラブルを事前に避けやすくなるのが、こうしたサービスの利点です。

例として、引き渡しの直後に設備が壊れたとき、修理費用をどちらが持つのかで揉めるケースが見られます。

売却サポートのサービスを備えた会社であれば、対応期間の範囲内なら仲介業者側が費用を負担してくれるので、安心感があります。

売却サポートが用意されているかどうかは、不動産会社を比べる際の大切な判断材料のひとつです。

とりわけ、家の売却が初めての方や、築年数がかさんだ物件を手放す方は、こうしたサポートのある会社に依頼すると、落ち着いて取引を進めやすくなります。

地元に根ざし柔軟に動ける不動産会社

高値でスムーズな売却を目指すなら、地元に根ざし、小回りの利く不動産会社に依頼するのも効果的な選択肢です。

地元で長年にわたって土地・建物の取引を手がけてきた会社が多く、エリアの特徴や相場観、需要の動きについて豊富な知見を蓄えています。

主なメリットは以下のとおりです。

地元に強い不動産会社に任せる利点
  • エリアならではの需要をつかんでいる
    ほかの地域では買い手がつきにくい物件でも、このエリアでは高値で購入したい人が見つかるケースあり。
  • 抱えている買主候補を活かせる
    希望条件に合う物件を探す購入希望者を多数抱えていることから、成約に結びつきやすい傾向あり。
  • スピーディーに動ける
    地元に拠点があるので、現地の調査や内覧日程の調整などにも柔軟に対応できる。

条件に合う不動産会社を見つけたいときは、地域に根ざして機動力のある会社を候補に入れてみるとよいでしょう。

一方で、首都圏や都市部など需要の多いエリアで売却する場合は、大手の不動産会社に依頼するのも有力な選択肢です。

専門知識に長けた担当者の見極め

高値で売却できるかどうかには、担当者の知識量や力量が大きく関わってきます。

売却をうまく進めるには、会社選びに加えてどの担当者に任せるかも大切なポイントです。

経験と知識を備えた担当者を見極めるには、次の基準をチェックしてみてください。

  • 実績や顧客からの評価を確かめる
    これまでの取引件数が多く、顧客の満足度も高い担当者は、知識とノウハウを積み重ねている。
  • 高値売却のための知識を持っている
    根拠を示した査定や助言ができるか、質問に滞りなく答えられるかをチェック。
  • 伝える力に優れている
    専門用語に頼らずかみ砕いて説明してくれるか、進み具合をきちんと報告してくれるかもポイント。
  • 動きが早く段取りが上手
    素早く対応し、販売スケジュールの管理や別の手立ての提案ができる担当者は頼りになる。
  • 要望に沿った売却プランを示せる
    価格や期間といった売主の希望をふまえて計画を立て、状況に応じて柔軟に動けるかを確認。

上記の点を意識して担当者を選べば、信頼のおける相手と二人三脚で進められ、高値かつ円滑な売却につなげやすくなります。

取引が長期に及んでも信頼して任せられる担当者に出会えるかどうかが、売却を成功させる鍵といえます。

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家の売却で避けたいNG行動5選

家の売却で避けたいNG行動5選

家を手放すときには、事前に押さえておきたい注意点がいくつかあります。

注意点を知らないまま進めてしまうと、価格が下がる、買主がなかなか決まらない、思わぬもめごとが起きるといった事態を招くおそれがあります。

以下では、売却の場面で控えたい5つの行動を順に取り上げます。

ひとつずつ詳しく確認していきましょう。

個人間で直接売買する

不動産の取引は個人同士でも行えますが、売却の経験がない方には積極的にはすすめにくい方法です。

仲介を通さない取引であれば、仲介手数料が発生せず、売り方も自分の判断で決められます。

一方で、契約書づくりや重要事項説明書の用意、買主の住宅ローン審査への対応など、専門的な知識が求められる場面が多く、もめごとや損害賠償につながるリスクが大きくなりがちです。

個人売買の長所と短所を、次の表に整理しています。

メリットデメリット
・仲介手数料が発生しない
・売り出し方を自分で決められる
・知り合いが買主なら、短い期間で話がまとまるケースもある
・適正な売り出し価格を決めにくい
・買主が金融機関の融資を受けにくい
・契約内容や住まいの不具合をめぐって、もめごとが起きやすい
・損害賠償請求や訴訟につながるおそれがある

個人間の取引では重要事項説明書を用意できないため、買主が住宅ローンの審査に通りづらくなるケースがあります。

加えて、個人間か仲介かを問わず、不動産の取引では契約書の記載漏れや建物の不具合をきっかけに、買主ともめごとになるおそれがある点も覚えておきましょう(出典:国土交通省|重要事項説明・書面交付制度の概要)。

個人売買に伴うリスクを抑えたいなら、不動産会社に仲介を任せるのが安心できる選択肢といえます。

相場を把握しないまま進める

相場を知らないまま不動産会社が出した査定額をうのみにすると、価格が高すぎて買い手がつかない、あるいは安く手放して損をするといった結果になりかねません。

こうした事態を防ぐには、売り出す前に大まかな相場をつかんでおくことが大切です。

相場の調べ方には、主に次のような方法があります。

調べ方概要
① 近隣の成約事例や似た物件と比べる最寄り駅からの距離やエリア、面積、築年数、間取りといった条件をもとに、自宅と照らし合わせて相場の目安をつかむ。
②坪単価から推定する条件の近い物件が見当たらないときは、坪単価を使って売却価格の目安を出す。
③公的データベース・一括査定サイトを利用する国土交通省「不動産情報ライブラリ」やREINS市況レポートで、実際の成約価格や売り出しから成約までの期間をチェック。
あるいは、一括査定サイトを通じて複数の会社の査定額を見比べる。

坪単価を用いる場合は、次の式で売却価格の目安を求められます。

  • 戸建て:建物坪単価 × 延床面積 + 土地坪単価 × 敷地面積
  • マンション:建物坪単価 × 延床面積

もっとも、どの計算方法を使うかで数字は変わるので、坪単価にどこまでの費用が含まれているかも確かめておくと安心です。

あらかじめ相場をつかんでおけば、提示された査定額が妥当かどうかを見極めやすくなり、価格交渉でも主導権を握りやすくなります。

査定を1社のみに頼む

査定の依頼先を不動産会社1社に絞ることは、避けたほうがよいでしょう。

依頼先が誠実な会社なら心配はいりませんが、どの会社もそうだとは言い切れません。

他社との競争を意識して相場から大きくかけ離れた高値を示す会社もあれば、反対に安い金額を出す会社もあります。

さらに、販売活動に力を入れてもらえず、買主が決まるまで長引くケースも見られます。

リスクを減らす方法として、不動産一括査定で複数の会社にまとめて査定を依頼するのが効果的です。

各社の結果を見比べれば、より好条件で売却できそうな会社を探しやすくなります。

かかる手間と査定の精度を考え合わせても、売却が初めての方にとって取り組みやすい方法です。

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片付けや清掃をせずに内覧を迎える

散らかった状態や汚れたままで内覧を迎えると、見学に来た人の印象が悪くなり、買う気持ちが薄れてしまうおそれがあります。

見学者は購入を前向きに考えて足を運んでいるため、部屋が雑然としていたり汚れが目立ったりすると、「普段の手入れが行き届いていないのでは」と不安を感じさせてしまいます。

内覧に備えて押さえておきたい点は、次のとおりです。

チェック項目具体的な対策
不要な物をしっかり片付ける使わない物や私物を整理して通り道を確保し、部屋を広々と見せる。
丁寧に清掃する床や水回りのように目に入りやすい場所は、とりわけ念入りにきれいにする。
ちょっとした掃除でも、受ける印象はかなり違ってくる。
ハウスクリーニングを利用する家中を掃除する時間や手間がかけられないときは、専門業者に任せるのも一案。
売却サポートを用意している仲介会社なら、無料で対応してもらえるケースもある。
内覧の直前に軽く確認するプロの清掃を済ませた後でも、汚れやほこりが気になる箇所はさっと拭いておくと安心。

見学者に良い印象を持ってもらえれば購入への関心が高まり、成約までスムーズに進みやすくなるので、片付けと掃除はぜひ済ませておきましょう。

高い査定額だけを基準に仲介会社を決める

提示された査定額が高いという理由だけで依頼先を決めるのは、リスクのある判断です。

売る側としては一番高い金額を出した会社に気持ちが傾きがちですが、慎重に見極めることが大切です。

媒介契約を結んで仲介手数料を受け取ることを目的に、相場を大きく上回る査定額を示す不動産会社も存在します。

裏付けのある金額なら心配はいりませんが、根拠に乏しい場合は買い手が現れず値下げを重ねることになり、結局は相場を下回る価格で手放すことになるおそれもあります。

加えて、成約までに時間がかかり、売りたい時期を逃してしまいやすい点も見過ごせないリスクです。

相場以上の価格で、なおかつ円滑に売却を進めたいなら、金額の高さだけで判断せず、査定額の裏付けや過去の実績、販売力などもあわせて確かめることが大切です。

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家の売却で踏む手順とかかる費用

高値での売却を目指すなら、最初に売却全体の進み方と、負担する費用や税金をきちんと押さえておくことが大切です。

一般的な売却は、おおむね次の順序で進みます。

  1. 現状把握【売り出しに向けて準備を整える】
  2. 査定依頼【物件の価格の目安をつかむ】
  3. 媒介契約【任せられる不動産会社と契約する】
  4. 販売活動【買主探しをスタートする】
  5. 条件交渉【買主との間で条件を調整する】
  6. 売買契約【合意した内容で契約を締結する】
  7. 決済・引渡し【代金を受領して物件を渡す】
  8. 確定申告【売却後の税務手続きを済ませる】
ポイント 〔新サイト名〕編集部

売却価格を上げたいなら、小手先のコツよりも先に「正しい段取り」を頭に入れておくことが欠かせません。どの段階で何をするかが見えていると、買い手から思いがけない要望が出ても落ち着いて対応でき、交渉を優位に運びやすくなります。まずは家の売り方と売却の全手順を確認しておくと安心です。

あわせて、売却時には次のような費用と税金の負担が生じます。

費用の種類金額の目安(税込)支払うタイミング
仲介手数料※1売却価格が400万円以上なら
(売却価格の3%+6万円)+消費税(10%)
売買契約を結ぶとき、または決済のとき
司法書士への手数料※25万円〜10万円程度所有権の移転登記を行うとき
抵当権抹消費用※3登録免許税:不動産1個につき1,000円
司法書士手数料:15,000円前後
その他:2,000円〜3,000円程度
所有権の移転登記を行うとき
住宅ローン返済手数料※4〜3万円程度ローンを返し終えるとき
※1 出典:国土交通省「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して」
※1 出典:大阪府公式サイト
※2,3 出典:日本司法書士連合会|報酬アンケート結果
※3 出典:法務局|住宅ローン等を完済した方へ(抵当権の登記の抹消手続のご案内)
※4 三菱UFJ銀行

ここで挙げた費用や税金は、売却を進めるうえで避けにくい出費といえます。

もっとも、譲渡所得税は、家を持っている期間が5年以上になってから売ったり、特別控除を使ったりすれば、納める額を軽くできる場合があります(参考:国税庁|No.3208 長期譲渡所得の税額の計算)。

参考記事:実家を売るときの進め方と必要なお金(税金を含む)の基礎知識

なお、所有権移転登記は司法書士に任せるケースが多いものの、売主自身で申請することもできます。

とはいえ、法律の知識が求められ手順も込み入っているため、専門家に頼むほうが安心です。

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よくある質問|家の高値売却を目指す方からの疑問と回答

初めて家を売る場面では、少しでも高い金額で手放したいと思うほど、わからない点や心配ごとが次々に出てくるものです。

ここでは、売主の方から寄せられやすい疑問を取り上げ、具体例を交えながら順に答えていきます。

一つずつ目を通していただくと、売却の基礎知識や判断の目安を整理しやすくなります。納得感を持って高値売却に取り組むための手がかりとしてお役立てください。

築年数の古い家とリフォームによる売却価格への影響

【答え】築年数が古くても、適切な箇所をリフォームすることで売却価格が上がる場合があります。

購入を検討する人は「入居後すぐに暮らせるかどうか」を重く見ることが多いため、水回りや外壁に手を入れておくと、古さによるマイナスを補いやすくなります。

リフォームする場所別に、期待できる効果を次の表に整理しました。

手を入れる場所期待できる効果
キッチン・浴室設備を新しいものに入れ替えると買主の満足感が高まり、売値アップにつながる場合がある。
外壁・屋根塗装や補修で外観の古さを目立たなくし、内見時の第一印象を高められる。
床・壁・クロス室内を補修すると清潔で広々とした印象になり、契約に至りやすくなる。
耐震補強・断熱改修安心して快適に暮らせる住まいとして評価が上がり、価格面で有利に働くことがある。

一例として、築30年以上が経過した戸建てであっても、キッチンと浴室を新しくして外壁を塗装した結果、手を加えていない物件と比べて数百万円高い価格で成約するケースもあります。

築年数の古さを理由に高値をあきらめるのではなく、効果の見込める部分に絞って手を入れれば、資産価値を保ちながら有利な条件での売却を目指しやすくなります。

購入価格3000万円の家の10年後の売却価格の目安

【答え】立地や建物のコンディションによって差は出るものの、購入価格3000万円の家を10年後に売る場合、売値は購入時の60〜80%程度がひとつの目安(売却相場)とされています。

築10年前後の住まいでも、日頃の手入れや部分的な改修を続けていれば、価値が落ちにくくなります。

最初に、建物と土地それぞれの基本的な要素が、価格にどう影響するのかを確認しておきましょう。

  • 構造の違い:
    木造住宅は築10年の時点で約50%まで価値が下がるケースが多い一方、RC造のように耐用年数が長い構造は値下がりが緩やかな傾向がある。
  • 土地の評価:
    土地の価値は築年数の影響を受けにくい。土地が高く評価されるエリアであれば、物件全体の価格も下がりにくい。

次に、リフォームや日常的なメンテナンスが、価格を保つうえでどう役立つのかを整理します。

主なリフォームと期待できる効果
  • キッチン・浴室の交換:暮らしやすさが増し、購入希望者に好印象を与えられる。
  • 外壁・屋根の塗り替え:外観の古さを目立たなくし、最初に受ける印象を良くする。
  • 床・壁のクロス張り替え:室内に清潔感と広がりを持たせる。
  • 水回り設備の修繕・入れ替え:購入希望者が安心しやすくなり、契約までの流れが円滑になる。

以上のように、建物と土地それぞれの特性を考慮しながら、必要なリフォームや手入れを施せば、資産価値を維持したまま高値での売却を目指せます。

ローン返済中の家の売却

【答え】ローンの返済中であっても、家を売ることはできます。

基本的には、受け取った売却代金で残りのローンを返し終え、抵当権を外してもらう流れになります。

一方で、売れた金額だけでは残債をまかなえないときは、任意売却という選択肢を検討することになります。

任意売却の仕組み

任意売却は、残ったローンをどう扱うかを金融機関と話し合って決めてから、家を売り出す方法です。

売却額と残債に差が出ても、金融機関が一部の免除や分割での返済といった条件に応じる場合があり、手持ち資金だけで不足分を埋められなくても売却を進められます。

実務上は、残った債務の一部を引き続きローンとして返していく形になることもあります。

具体例として、残債2,000万円の家が1,900万円で売れたケースでは、不足する100万円を手元資金で補うか、金融機関との協議によってローンの形で分けて返していく方法が考えられます。

任意売却を進める場合は、この分野に詳しい不動産会社や司法書士へ相談し、正しい手順で手続きを進めることが大切です。

仲介と買取の売却価格の違い

【答え】高値を期待しやすいのは一般に仲介で、買取は早く売りたい場合に適した方法です。

家を売却する方法としては、「仲介」と「買取」の2つが代表的です。

仲介:不動産会社に購入希望者を見つけてもらい、売主が望む価格で売る方法。
買取:不動産会社自体が買主となって物件を買い取る方法。

仲介と買取それぞれの長所と短所を、下の表に整理しました。

長所/短所

仲介相場並みの価格で成約しやすく、高値がつく見込みもある。購入希望者が現れるまでに長い期間を要する場合がある。
買取契約までが早く、短期間でお金に換えられる。仲介に比べて売値が下がりやすい。

まとめると、売却額を優先するなら仲介、早さを優先するなら買取が適しています。

もっとも、立地や建物の状態しだいでは、仲介でも思った価格がつかないことや、買取で高い金額が提示されることもあります。

何を目的に売るのか、物件にどんな特徴があるのかを踏まえて、方法を選ぶことが重要です。

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家を高値で売却するコツのまとめ

売却価格を少しでも引き上げたいなら、正しい段取りと事前の備えが大切になります。

最初のステップは、何社かへ査定を申し込んで相場感をつかむことです。そのうえで、安心して任せられると感じた不動産会社を選び、媒介契約を交わすとよいでしょう。

販売活動の段階では、物件写真や広告の見せ方に工夫を凝らすとともに、内覧の前には室内を整理し、清掃しておくことが大切です。

壁紙の張り替えや床材の補修のように、かけた費用に見合う効果が見込めるリフォームを必要な範囲で取り入れ、見学者が受ける最初の印象をよくしておくと、売り出し価格を下げずに済む可能性が高まります。

加えて、売り出すタイミングや価格を市場のデータに基づいて判断すれば、希望に近い金額で早めに買主が見つかることも期待できるでしょう。

また、仲介と買取それぞれの特徴を押さえ、ご自身の目的に合う売り方を選択することも、納得のいく売却につながるポイントです。

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田崎 義人のアバター 田崎 義人 賃貸不動産経営管理士

大学在学中に、人材派遣・セールスアウトソースのスタートアップに参画。その後、賃貸不動産会社専門商社に移り、新規事業開発・営業責任者として東証マザーズ上場後に執行役員を務める。
【資格】
賃貸不動産経営管理士

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