【2026年最新】名古屋の注文住宅おすすめ15選|坪単価・地盤で後悔回避

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名古屋市で注文住宅の依頼先を選ぶなら、坪単価や得意分野を複数社で見比べたうえで、建てたい区の土地事情や地盤まで含めて判断することが、後悔を避けるための近道です。どこに頼むかで迷う方は少なくありません。

地元に根ざして市内に拠点を置く工務店もあれば、全国規模で展開する大手ハウスメーカーもあり、名古屋市内で選べる依頼先の幅は広めです。

坪単価や得意とする分野は会社ごとに差が大きいので、希望にかなう1社を絞り込むには、複数の会社を見比べる作業が大切になります。

本記事で取り上げるのは、名古屋市内で施工に対応できる注文住宅会社15社です。掲載は地元密着の会社から大手へと並べています。

さらに、建設費や坪単価といった名古屋の費用相場、区によって異なる土地の状況、濃尾平野特有の地盤や南海トラフへの備えなど名古屋ならではの留意点、活用できる補助金についても、公的データに基づいてお伝えします。

順位の高さで決めるのではなく、重視したい点・予算・建築予定の区という軸で比べるための材料として、ぜひ最後まで参考にしてください。

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ポイント 〔新サイト名〕編集部

名古屋の注文住宅では、坪単価やデザインを決め手に依頼先を選ぶ方が少なくありません。しかし名古屋は建てる区によって、地盤改良にかかる費用も将来の資産価値もかなり違ってきます。文教地区として知られる中区・昭和区は地価が高めで、南部の低地では地盤への手当てを求められることが多くなります。名古屋で悔いの残らない家を建てるには、会社選びと同じくらい土地選びを重視することが大切です。

※2026年10月現在の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

目次

名古屋で注文住宅を建てるなら検討したい15社

名古屋で注文住宅を建てるなら検討したい15社

以下では、名古屋市内で依頼できる注文住宅会社のうち、おすすめの15社を取り上げます。紹介の順番は、地元に根ざした会社から全国規模の大手へと並べました。

公式に公開されている情報を参考にしながら、各社の強みや坪単価の目安、対応エリアを整理しています。

15社の早見表(タップで表示)
会社名拠点/名古屋での対応強み
SHALL WE HOUSE名古屋市南区パッシブハウス認定の超高断熱住宅
HOLIDAYS愛知県(名古屋市内も対応)全館空調付きのデザイナーズ住宅
クラシスホーム東海4県で展開・名古屋市内にも店舗高性能が強みの東海有数ビルダー
アールギャラリー展示場が名古屋市内にありコスパとデザインを両立した自由設計
KAZA DESIGN名古屋市中川区名古屋全16区に対応・土地探しに強み
アーレックス名古屋圏デザインを重んじたオンリーワンの設計
サイエンスホーム名古屋店展示場が名古屋市内にありローコストで建てるひのきの家
ネイエ設計愛知(名古屋市内も対応)建築士と一緒に進める家づくり
アッシュホーム稲沢・名古屋スタジオ設計の提案力と適正価格
グランハウス岐阜・名古屋スタジオ設計士が担当・コスパ良好
三昭堂一宮・名古屋長久手等高気密高断熱・昭和3年創業
アキュラホーム全国展開(県内に12展示場)大空間をかなえる自由設計
タマホーム全国展開(名古屋に支店)ローコスト系の大手・良質低価格
一条工務店全国展開(名古屋市内にも展示場)全館床暖房など性能重視
積水ハウス全国展開(名古屋本店あり)都市型にも対応する大手・長期保証

※ここで扱う坪単価は、各社が公式に示している情報を基準にした目安です。坪単価を公開していない会社が多く、該当する場合は「公式記載なし」と表記しました。金額はプランや仕様によって変わりますので、詳しくは各社へ直接お問い合わせください。

SHALL WE HOUSE(名古屋市南区の超高断熱工務店)

SHALL WE HOUSE
出典:SHALL WE HOUSE公式

名古屋市南区を拠点とする、地域密着型の工務店がSHALL WE HOUSEです。

省エネ住宅の世界基準として知られる「パッシブハウス」でジャパン認定を取得しており、C値0.2以下・UA値0.29以下を掲げるなど、気密・断熱の水準の高さが際立ちます。

全熱交換型の換気や全館空調にも対応しています。蒸し暑い夏を迎える名古屋でも、季節を問わず過ごしやすい室内環境を目指している点が特長です。

住まいの性能を何より重視する方や、名古屋市内の地元工務店で高断熱住宅を検討している方におすすめです。

公式サイトでは坪単価が示されていません。

HOLIDAYS(愛知発のデザイナーズ住宅ブランド)

HOLIDAYS
出典:HOLIDAYS公式

愛知県を主なエリアとして、デザイナーズ注文住宅を手がけているのがHOLIDAYSです。

高気密・高断熱で全館空調付きの住まいを基本とし、太陽光パネルと蓄電池も標準で搭載する仕様を掲げています。

GX志向型住宅という国の基準にも適合させており、保証期間は最長70年まで用意されています。見た目のデザインに加えて、性能や保証面も妥協したくない方に適した選択肢です。

坪単価の公式な公表はありません。

クラシスホーム(東海エリア有数のハウスビルダー)

クラシスホーム
出典:クラシスホーム公式

愛知・岐阜・三重・静岡という東海4県を営業エリアとするハウスビルダーが、クラシスホームです。

緑店・長久手店をはじめ名古屋市内にも店舗があり、地域密着で住まいづくりに取り組んでいます。

全棟で耐震等級3を確保しているほか、断熱等級6(HEAT20 G2水準)にも対応しており、標準仕様の性能が手厚い点が魅力です。

3階建てを狭小地で建てるプランにも対応しているため、都市部での家づくりにも適しています。

住宅産業研究所の調査では「9年連続 東海No.1注文住宅ビルダー」と評価された実績があります。

公式サイトに坪単価の記載はありません。価格帯の目安を知りたい方は、クラシスホームの坪単価についてまとめた記事も参考にしてください。

アールギャラリー(アールプランナー系のデザイン住宅)

アールギャラリー
出典:アールギャラリー公式

アールプランナーグループが展開する、間取りを自由に決められる注文住宅のブランドがアールギャラリーです。

栄や守山区など名古屋市内にも展示場を設けており、営業エリアは愛知・岐阜・三重です。

同社が打ち出す強みは「デザイン・設計力」「高性能」「高品質」「コストパフォーマンス」「長期保証」「土地情報力」の6つで、見た目の良さと費用の釣り合いを大切にする人たちに選ばれています。

デザイナーズ住宅を相応の価格で手に入れたい方にとって、候補にしやすい会社です。

どのくらいの価格帯になるか詳しく知りたい方は、アールギャラリーの坪単価と建築実例で総額の事例をチェックしてみてください。

KAZA DESIGN(全16区をカバーする名古屋の地域密着型)

KAZA DESIGN
出典:KAZA DESIGN公式

注文住宅ブランドのKAZA DESIGNを運営しているのは、名古屋市中川区に本社がある三晃不動産です。

昭和36年の創業以来の長い歩みがあり、名古屋市内16区のすべてを営業エリアとする、地域に根ざした会社です。

宅地建物取引業者の免許を取得しているため、土地選びの段階から相談に乗ってもらえる点が魅力です。

取り扱いは注文住宅の自由設計にとどまらず、リノベーションや分譲住宅まで幅広く対応しています。

土地探しも含めて名古屋市内で家づくりを考えている方や、地域の会社と腰を据えて話し合いたい方におすすめです。

坪単価については、公式サイト上で明らかにされていません。

アーレックス(一棟ごとのオンリーワン設計)

アーレックス
出典:アーレックス公式

名古屋圏において、デザイン性に優れた注文住宅を提供している会社がアーレックス(AREX)です。

どの家も「オンリーワン」の一棟として設計する方針を打ち出しており、意匠への強いこだわりが特徴です。

創業20周年という節目を迎えた同社は、建て主ごとの希望に寄り添う自由設計に強みがあります。

ほかにはない個性ある住まいを求める方にとって、検討候補に入れやすい会社です。

公式サイトでは坪単価や対応エリアの詳しい情報が示されていないので、気になる場合は会社に直接問い合わせてみることをおすすめします。

サイエンスホーム名古屋店(低価格で叶えるひのき住宅)

サイエンスホーム
出典:サイエンスホーム公式

ひのきを用いた真壁づくりが特長のサイエンスホームは全国に広がるブランドで、名古屋市内では瑞穂と緑に展示場を設けています。

「999万円からのQクラス」という商品を掲げるなど、自然素材の住まいを低コストで実現しやすいところが大きな魅力です。

性能面では樹脂サッシとウレタン断熱を用いた高気密・高断熱の仕様に対応しているほか、全館空調や無垢材のフローリングも選べます。

予算を抑えながらも、木のぬくもりを感じられる住まいを望む方に合う会社です。

ネイエ設計(建築士との対話で進める家づくり)

ネイエ設計
出典:ネイエ設計公式

建築士とともに住まいをつくり上げていくスタイルを取るネイエ設計は、愛知・岐阜・富山を営業エリアとしています。

設計は建築士が施主と何度も話し合いながら進め、造作家具まで含めたプランを提示してもらえます。

引き渡し後も続く関係を重んじる方針を示しており、間取りやデザインに妥協したくない方に合う会社です。

坪単価については公式な発表がありません。

アッシュホーム(名古屋スタジオを持つ適正価格志向)

アッシュホーム
出典:アッシュホーム公式

愛知の住宅会社であるアッシュホームは、本社が稲沢市にあり、名古屋スタジオも運営しています。

家づくりで大切にしているのは、エクステリア、設計の提案力、そして適正価格です。

1,000万円台から建てられる平屋プランがあるほか、自由設計で選べる商品も複数そろっています。

費用を意識しつつ、提案の質にもこだわりたい方に適した選択肢です。

対応エリアは名古屋市に加え、稲沢・一宮・春日井・日進などです。

グランハウス(費用を抑えて設計士と家づくり)

グランハウス
出典:グランハウス公式

岐阜市に本社がある一級建築士事務所のグランハウスは、名古屋スタジオも運営しています。

設計分野に力を集中させており、アトリエ建築家と協力しながら住まいをつくる進め方が持ち味です。

公式の案内によると坪単価45万円から建築可能とされており、設計士とつくる家を手頃な費用で実現したい方に合っています。

意匠性と価格の両方を大切にしたい方は、検討してみるとよいでしょう。

三昭堂(昭和3年創業の高気密・高断熱ビルダー)

三昭堂
出典:三昭堂公式

一宮市に本社を構える三昭堂は、名古屋長久手展示場をはじめ、いくつもの展示場を運営する地域密着型のビルダーです。

昭和3年の創業から長く続く会社で、高気密・高断熱な住まいを軸にした自由設計の注文住宅を手がけています。

対応エリアは愛知県全域で、二世帯住宅や平屋のプランも相談できます。老舗の地元ビルダーに高性能な住まいを依頼したい方にとって、有力な候補です。

公式サイトに坪単価の記載はありませんが、おおよその価格帯を知りたい方は三昭堂の坪単価をまとめた記事も目を通してみてください。

建築費をできるだけ抑えたい方には、おすすめのローコスト住宅をランキング形式で紹介した記事もあわせてチェックするのがおすすめです。

アキュラホーム(大空間を叶える自由設計)

アキュラホーム
出典:アキュラホーム公式

全国で事業を展開するアキュラホームは、愛知県内でも12の展示場を運営している住宅メーカーです。

広々とした空間と高い耐震性を同時に実現できる点が持ち味で、その土台となっているのが同社独自の「AQダイナミック構法」です。

設計は間取りを柔軟に組める自由設計で、2026年5月以降は全商品を断熱等級6に対応させる方針と公表されています。

3階建ての建築も可能なため、敷地の狭い土地で建てたい方や、ゆとりある空間を重視する方に適しています。

費用対効果を大切にする施主からも評価を集めている会社です。

タマホーム(ローコストの定番・名古屋支店)

タマホーム トップページ
出典:タマホーム公式

名古屋市緑区大高町に名古屋支店を置くタマホームは、全国に拠点を広げる大手の住宅メーカーです。

掲げるスローガンは「良質低価格」で、ローコスト住宅を代表する一社として広く知られています。

看板商品の「大安心の家」は質の高い国産材を採用しており、自由設計にも応じています。

大手ならではの安心を得ながら建築費を抑えたい方に適した選択肢です。

一条工務店(高断熱と全館床暖房)

一条工務店 トップページ
出典:一条工務店公式

名古屋にも展示場がある一条工務店は、約510の拠点を全国で展開している大手の住宅メーカーです。

「家は性能」を家づくりの基本に据え、断熱性の高さと全館床暖房を標準として採り入れている点が際立っています。

ラインアップには「グラン・スマート」をはじめとする主力商品がそろい、3階建ての住まいにも対応できます。

住宅性能や冬場の室内の暖かさを何より優先したい方に適しています。なお、坪単価について公式な発表はありません。

積水ハウス(大手・都市部向け提案・手厚い保証)

積水ハウス トップページ
出典:積水ハウス公式

名古屋市中区栄に名古屋本店を置く積水ハウスは、累積建築戸数274万戸超という実績を持つ大手の住宅メーカーです。

市内には展示場が複数あり、都市型住宅のニーズにも応えています。

ホームエレベーターの設置や2階・3階リビングといった、都市の狭い土地を有効に使うプランの提案を得意としています。

30年に及ぶ長期保証をはじめ、大手企業らしい手厚いサポートを重視する方に適しています。

全国展開している大手同士を幅広く比べたい方は、ハウスメーカー別の注文住宅おすすめランキングも参考にしてください。

ポイント 〔新サイト名〕編集部

名古屋エリアの強みは、高性能な家を手がける地域密着型の工務店が多いことです。東海で実績を重ねてきたクラシスホームや三昭堂などのビルダーには、地元相場の価格で大手と比べても遜色のない性能を実現している例が少なくありません。会社を選ぶときは、何を優先するかで候補を絞り込むと選びやすくなります。土地探しから相談したいなら宅建免許のある地元企業、全国共通の保証内容や転勤の可能性を重く見るなら大手が向いています。デザイン性を求める方はアールギャラリーやグランハウス、性能を追求したい方はパッシブ設計を得意とする地域の工務店も検討してみてください。

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名古屋市で家づくりを任せられるほかのハウスメーカーと工務店

名古屋市で家づくりを任せられるほかのハウスメーカーと工務店

前の章までに取り上げた住宅会社とは別に、名古屋市内で注文住宅の相談先として候補になるハウスメーカーや工務店も存在します。

坪単価や会社ごとの特色をさらに確認したいときは、下の表にある関連記事もあわせてご覧ください。

住宅会社主な特色関連記事
三井ホーム意匠性の高い家づくりや全館空調に関心がある方が候補に入れやすい、大手の住宅会社です。三井ホームの費用・坪単価
トヨタホーム工場で生産する品質の安定性を重んじ、鉄骨造の住宅を手がけている点に特色があります。トヨタホームの費用・坪単価
秀光ビルド価格の仕組みが明快で、コストを抑えながら注文住宅を考えたい方に向いています。秀光ビルドの費用・坪単価
新和建設主に愛知・岐阜で事業を展開しており、木造の新築だけでなくリフォームの相談先としても利用しやすい住宅会社です。新和建設の費用・坪単価
アサヒグローバル三重・愛知の周辺エリアで、デザインと費用の釣り合いに配慮した家を提案している会社です。アサヒグローバルの費用・坪単価
ウェルネストホーム高気密・高断熱をはじめとする住宅性能の高さを、家づくりの強みとしています。ウェルネストホームの費用・坪単価
ヤマト住建省エネ性能や高気密・高断熱に力を入れた住まいを手がけている点が特色です。ヤマト住建の費用・坪単価
サンヨーホームズ鉄骨造の住宅を手がけ、長い年月にわたって暮らしやすい住まいであることを大切にしています。サンヨーホームズの費用・坪単価
パナソニックホームズ設備や耐震性にこだわって住まいを選びたい方にとって、候補にしやすい会社です。パナソニックホームズの費用・坪単価
クレバリーホーム標準仕様で外壁タイルを採用しており、お手入れのしやすさに配慮した家づくりが特色です。クレバリーホームの費用・坪単価
ユニバーサルホーム地熱床システムをはじめ、住み心地の快適さに重きを置いた家づくりを行っています。ユニバーサルホームの費用・坪単価
セキスイハイム工場で生産することによる品質の管理と、住まいの性能を重んじた家づくりに特色があります。セキスイハイムの費用・坪単価
スウェーデンハウス高気密・高断熱の性能と北欧スタイルのデザインを兼ね備えた住まいを比べやすい会社です。スウェーデンハウスの費用・坪単価
ヘーベルハウス耐久性を大切にした住まいや鉄骨造の住宅を、選択肢に入れたい方に向いている会社です。ヘーベルハウスの費用・坪単価
大和ハウス鉄骨住宅を主軸に、ゆとりある空間の設計や大手企業らしい提案の幅広さに魅力がある会社です。大和ハウスの費用・坪単価
ヤマダホームズ住まいそのものに加えて、暮らしに関わる設備も一緒に相談できる点が特色のハウスメーカーです。ヤマダホームズの費用・坪単価
アイフルホーム商品のラインアップが把握しやすく、子育て中の世帯に向けた住まいを展開している点が特色です。アイフルホームの費用・坪単価

名古屋市で注文住宅を建てる費用と区ごとの地価事情(2026年版)

名古屋市で注文住宅を建てる費用と区ごとの地価事情(2026年版)

依頼先を比べ始める前に、名古屋市内で家を建てる際のおおよその費用感と、区ごとに地価がどれほど違うのかをつかんでおくと安心です。

お金の流れ全体が見えていれば、各社が示す坪単価を目にしたときにも落ち着いて見比べやすくなります。

ここでは公的な統計を手がかりに、次の2点を順に確認していきます。

ポイント 〔新サイト名〕編集部

建物部分だけでも坪110万円前後が目安で、実際の総額にはさらに土地代が加わります。名古屋は区ごとの地価に7倍以上の開きがあるのが大きな特徴です。中区・昭和区といった文教地区では、土地の取得だけで予算の多くを使い切ってしまうことも十分にあり得ます。予算の見通しが立てにくいときは、まず建てたい区の地価を確認し、そこから建物にかけられる金額を割り出すと堅実です。

愛知県・名古屋で家を建てる費用の目安(建設費・坪単価)

土地を取得せずに愛知県で注文住宅を建てた人の建物部分の建設費は、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2024年度)」で平均約4,040.5万円と報告されています。

全国の平均は約3,932.1万円なので、愛知県はわずかに上回る結果です。

床面積1㎡当たりで見ると平均33.2万円となり、坪単価に置き換えると110万円前後が一つの目安です。

平均の住宅面積は122.6㎡(約37坪)で、118.5㎡という全国平均よりも少し広めです。

比較項目愛知県全国の平均
建物の建設費(土地を除く)約4,040.5万円約3,932.1万円
建設費(中央値)約3,859万円約3,628.5万円
建設費(1㎡当たり)約33.2万円約33.3万円
住宅の広さ122.6㎡(約37坪)118.5㎡
世帯の年収約617.4万円約652.5万円

※出典: 住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2024年度)」

上の数字は土地取得費を含まない集計で、言い換えると土地をすでに所有している人が建物にかけた費用を表しています。

名古屋市内で土地探しから始めるなら、ここに土地の購入費が上乗せされ、総額がもう一段ふくらむことを念頭に置いておきましょう。

加えて、延床面積を基準に算出しているのがフラット35の調査の特徴で、ハウスメーカー各社が示す坪単価と比べると高い数値になりやすいといわれます。

この記事で取り上げる会社のうち価格を公式に示しているところを見ても、坪単価45万円台のローコスト寄りの会社から、高価格帯の大手までかなりの開きがあります。

数字は参考値として扱い、実際にかかる金額は複数の会社から見積もりを集めて見比べるのがおすすめです。

土地価格は区ごとに7倍以上の開き|名古屋市内の区別地価

名古屋市で家づくりを考えるうえで見落とせないのが、区ごとの地価の差の大きさです。

名古屋市が公表しているデータでは、市内住宅地の1㎡当たりの平均価格は19万4,100円となっています。

区単位では中区が1㎡当たり74万4,700円で首位となり、東区の34万円、昭和区の29万5,500円が上位に並びます。

反対に、もっとも安かったのは港区の9万5,600円です。トップの中区と港区を比べると、土地の価格は7倍以上も違う計算になります。

区名1㎡当たりの住宅地平均価格エリアの特徴
中区約74万4,700円都心部・市内最高
東区約34万円都心に近い・高水準
昭和区約29万5,500円文教エリア・高水準
名古屋市全体の平均約19万4,100円—
港区約9万5,600円市南部の低地・割安

※出典: 名古屋市「住宅地地価(都道府県地価調査)」

文教地区として人気を集める中区・昭和区・瑞穂区は地価も高い傾向にあり、土地代と建築費の合計が1億円前後に達する例も見られます。

費用を抑えたいなら、緑区・守山区・港区のように地価が比較的落ち着いている区も候補に加えると、選択肢が広がります。

ここで挙げた地価は、公表済みの調査のうち直近の時点の数値です。

新しい動きについては名古屋市の公式サイトで確かめられます。

土地探しから始める方は、検討中のエリアで建築実績を持つ会社に依頼すると、土地選びの段階から相談に乗ってもらいやすくなります。

会社によって坪単価がどう異なるかは、価格帯別にハウスメーカーの坪単価を比べた記事でも詳しく整理しています。

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後悔を防ぐ!名古屋で工務店・ハウスメーカーを選ぶ5つのステップ

後悔を防ぐ!名古屋で工務店・ハウスメーカーを選ぶ5つのステップ

「避けたほうがよいハウスメーカーはどこか」「後悔のない会社はどう選べばよいか」といった調べものが多く見られるとおり、注文住宅を検討する方の間では、失敗を回避したいという思いが非常に強まっています。

会社選びで後悔を残さないよう、名古屋で家づくりを進める際に意識しておきたい手順を、5つのステップに分けて解説します。

STEP
暮らしの希望と資金計画の整理

家族の人数や生活スタイル、かけられる予算の上限を書き出しておきます。

建築を考えている区の地価の目安もあわせて調べ、土地代と建物代の配分を大まかに決めておくと、のちの打ち合わせを円滑に進めやすくなります。

STEP
名古屋市内の施工対応エリアと展示場のチェック

名古屋市内のどこまでを施工範囲とするか、展示場を設けているかどうかは、会社ごとに差があります。

希望する区が対応エリアに入っているか、モデルハウスや展示場が通える距離にあるかを、早い段階で確かめておきましょう。

市内での施工実績を多く持つ会社であれば、土地選びや地盤対策の面でも心強い存在になりやすいでしょう。

STEP
数社のカタログ取り寄せと展示場見学

候補の会社が絞れてきたら、何社かのカタログを手元にそろえて見比べます。まとめて資料請求できるサービスを利用すると、手間を抑えられます。

中立的な立場の人に意見を聞きたいときは、おすすめの住宅相談窓口を比べた記事もあわせてご覧ください。

STEP
ハザードマップによる土地・地盤のチェック

建築予定地が固まったら、名古屋市公開のハザードマップを使い、液状化や浸水の危険度を調べておきます。

とりわけ南部の低い土地では、地盤改良が要るかどうかと、かかる費用をあらかじめ予算に組み込んでおくことが重要です。

STEP
仕様・見積もりの比較とセカンドオピニオンの利用

各社から出てきた仕様と見積もりは、総額ベースで見比べます。

どちらにするか決めきれないときは、設計内容や見積書を第三者の目で確かめてもらう注文住宅で受けられるセカンドオピニオンを利用すると、契約を結ぶ前の心配を和らげやすくなります。

名古屋での家づくりで事前に確認したい4つの注意点

名古屋での家づくりで事前に確認したい4つの注意点

濃尾平野に広がる名古屋市で注文住宅を計画する際は、地形が招く災害リスクと、都市部特有の用地の事情をあわせて把握しておくことが重要です。

満足できる住まいになるかどうかは、依頼先の会社だけでなく、土地の選び方や住宅そのものの性能にも大きく左右されます。

以下では、建築前に確認しておきたい4つのポイントを順に取り上げます。

濃尾平野ならではの軟弱地盤と液状化の危険性(南部低地・東部台地の差)

濃尾平野は名古屋市の土台となる平野で、国内でも有数の規模を誇るゼロメートル地帯を含んでいます。

愛知県が公表している防災資料では、液状化の危険度が高い区域が濃尾平野を中心に分布していると示されています。

市の南側や臨海部に広がる低地、たとえば港区・中川区・南区といったエリアは、地盤が軟らかく、液状化の危険性が比較的高いとされています。

反対に、東側に位置する千種区・名東区・天白区などの台地は、比較的しっかりした地盤といわれています。

前の章で見た地価比較において港区が最も手頃な水準だった背景にも、地盤の性質が関係していると考えられます。

液状化の心配がある場所であっても、地盤改良工事を施せば住宅の建築はできます。

とはいえ、工事費用が別途かかるほか、将来手放す際に買い手が見つかりにくくなるおそれもあります。

候補地にどの程度のリスクがあるかは、名古屋市のハザードマップを使って購入前に調べておくと安心です。

注意点 〔新サイト名〕編集部

液状化の心配がある土地でも、地盤改良工事をすれば家は建てられます。ただし100万〜200万円ほどの改良費用が別にかかり、売却時に買い手がつきにくくなるおそれもあります。名古屋南部の低地エリアで候補地を探すときは、ハザードマップで液状化の危険度を確かめ、改良費用も前もって資金計画に入れておきましょう。

南海トラフ巨大地震を見据えた耐震性と津波への備え

南海トラフ巨大地震が発生した場合、名古屋市も被害を受けると見込まれています。

国が公表している評価によれば、この地震が今後30年以内に起こる確率は80%程度と見積もられています。

名古屋市の被害想定では、考えうるすべてのケースを踏まえた最大級の地震が起きた場合、市内で震度7の揺れが生じる可能性があるとされています。

さらに海沿いの港区では、最短96分で津波が押し寄せ、水位は最高3.6メートルに達するおそれがあると想定されています。

※出典: 名古屋市防災ポータル「震度分布・津波高等」

地震への備えとしては、最高等級にあたる耐震等級3の取得や制震装置の採用など、揺れに強い構造を備えた住宅会社かどうかが選定時の目安の一つになります。

各社が示している耐震性能については、裏付けとなるデータまで目を通しておくと安心です。

用地が限られる都市部で求められる3階建て・狭小地対応

名古屋市の中心部は用地が少なく地価も高水準なため、コンパクトな敷地に3階建て住宅を計画するケースが多く見られます。

狭い土地で家を建てる際には、限られた床面積の中で暮らしのスペースを生み出す設計の力や、3階建てならではの構造・日当たり・生活動線の工夫が欠かせません。

都市部での土地探しを進めている方にとっては、3階建てや狭小地の建築実績を持つ会社かどうかが、会社選びで見ておきたい点になります。

このあと紹介する会社にも、3階建てを手がけているところが含まれています。

蒸し暑い名古屋の夏に備える断熱と風通しの工夫

名古屋の夏は湿度が高く、厳しい蒸し暑さでよく知られています。

暑い季節も快適に過ごすためには、UA値・C値で示される断熱性・気密性や断熱等級、全館空調など、室内の温熱環境に配慮した家づくりがポイントになります。

気密性と断熱性に優れた家は、季節を問わず室温を快適に保ちやすく、冷暖房にかかる費用を抑えることにもつながります。

地元・名古屋の工務店の中には、パッシブハウスや高断熱住宅を得意とするところもあり、住宅性能にこだわる方にとって有力な候補になるでしょう。

名古屋の家づくりで「やめた方がいい」と悔やみやすい注意点

名古屋の家づくりで「やめた方がいい」と悔やみやすい注意点

検索窓に「ハウスメーカー やめた方がいい」「クレーム 多い 会社」と入力する人が少なくないことからも、家づくりで失敗したくないと考える方の多さがうかがえます。

本章では、名古屋で家を建てるときにつまずきやすい点を順番に確認していきます。

最初に知っておきたいのは、インターネットで避けるべきと名指しされる住宅会社でも、原因をたどると企業の体質ではなく、営業担当とのかみ合わなさや、契約を結ぶ前のチェック漏れに行き着くケースが多いということです。

会社名だけで良い・悪いを判断してしまうのではなく、施主の側で確かめておきたい項目を把握しておくことが重要です。

失敗に結びつきやすい代表的なケースを、以下にまとめました。

  • 最初に示されたプランの価格と、オプションを足した最終的な支払額が大きくかけ離れる
  • 名古屋市南部の低い土地で地盤改良費を計算に入れておらず、予算を超えてしまう
  • 文教地区として人気の中区・昭和区などで土地代にお金をかけすぎ、建物の仕様を落とさざるを得なくなる
  • 狭い敷地に建てる3階建てで、構造や日当たり、生活動線を十分に検討しないまま話が進んでしまう
  • 引き渡しを受けたあとの定期点検やアフター対応が不十分だった
  • 工事期間が最初のスケジュールを大幅に超えてしまった

いずれのケースも、契約を交わす前に見積書の明細をチェックし、土地と建物それぞれにいくら充てるかを固めておけば、回避しやすくなるものです。

ポイント 〔新サイト名〕編集部

ネット上で避けるべきだと言われる住宅会社でも、その多くは営業担当との相性の問題や、契約前に確かめるべき点の見落としがきっかけになっています。特に名古屋では、契約までに敷地の地盤の状態と総予算の割り振りを固めておけば、後悔の多くを防げます。会社を悪者と決めつける前に、見積書で確認すべき箇所を押さえておきましょう。

名古屋の家づくりに役立つ補助制度と住宅ローン控除(2026年版)

名古屋の家づくりに役立つ補助制度と住宅ローン控除(2026年版)

住宅ローン控除に加えて、国や名古屋市が用意する補助制度を利用すると、注文住宅にかかる費用の負担が軽くなるケースがあります。

ここでは、2026年に利用できる代表的な制度をまとめて確認します。

ポイント 〔新サイト名〕編集部

補助金があると家の完成後に知っても、間に合わないことがほとんどです。2026年は国と名古屋市の補助を組み合わせて受けられる見込みがあり、とりわけ若い世帯にとって追い風となる年です。ただし国の補助を受けるには、事業者として登録された会社に頼む必要があり、手続きも建築会社が代わりに行います。会社を選ぶ段階で「補助事業者として登録しているか」を確認しておくと安心です。

国の補助制度|みらいエコ住宅2026事業

国土交通省・環境省・経済産業省という3省による共同の取り組みで、住まいの省エネ性能の向上を後押しする補助制度が「みらいエコ住宅2026事業」です。

2026年2月に受付を終えた前年度の「子育てグリーン住宅支援事業」を引き継ぐ位置づけとなっています。

新築住宅に対する主な補助額を以下にまとめました。

住宅の種類1戸あたりの補助額対象となる世帯
GX志向型住宅110万円世帯を問わず対象
長期優良住宅75万円子育て世帯・若者夫婦世帯
ZEH水準住宅35万円子育て世帯・若者夫婦世帯

※出典: 国土交通省・環境省「みらいエコ住宅2026事業」

補正予算が閣議決定された日以降に基礎工事へ着手した住戸のうち、床面積が50㎡以上240㎡以下のものが補助を受けられます。

世帯の条件がなく110万円を受け取れるGX志向型住宅は、高性能な住まいを考えている方にとって心強い支えとなるでしょう。

名古屋市独自の補助制度|住宅等の脱炭素化促進補助

住まいの脱炭素化を後押しする目的で、名古屋市でも独自の補助制度が用意されています。

令和8年度(2026年度)における代表的な補助額は以下のとおりです。

種別1件あたりの補助額
ZEH10万円
ZEH+20万円
GX志向型住宅30万円
太陽光発電(築10年以内)1kWあたり2万円(上限9.99kW)
蓄電システム1kWhあたり1万5千円(上限10kWh)

※出典: 名古屋市「住宅等の脱炭素化促進補助」

要件の一つとして、名古屋市内の住宅に住んでいること(住民票を置いていること)などが求められます。

令和8年度から申請のタイミングが「工事着工前」ではなく「工事完了後」へと改められ、受付の開始は令和8年7月1日が予定されています。

予算の上限に届いた時点で締め切られるため、利用を考えている方は公式サイトで最新の情報を早めにチェックしておくと安心です。

また、高い性能を備えた住宅であれば、国と名古屋市それぞれのGX志向型住宅向けの補助を同時に受けられる場合があります。

細かな要件については、それぞれの制度の公式サイトでご確認ください。

住宅ローン控除のしくみ(2026年版)

住宅ローン控除とは、ローンを組んで住まいを新築したとき、年末時点の借入残高をもとに所得税などが差し引かれる仕組みです。

令和8年度税制改正によって適用期限が延び、新築の場合は原則として控除率は0.7%、控除期間は13年という枠組みが維持される見通しです。

子育て世帯や若者夫婦世帯に対しては、借入限度額を引き上げる措置が設けられています。

主な要件は、床面積40㎡以上(所得1,000万円超なら50㎡以上)であることや、合計所得が2,000万円以下であることなどです。さらに、建築確認が2024年以降の新築住宅は、省エネ基準に適合している必要があります。

ここで紹介した税制・補助金の内容は、本記事執筆時点(2026年6月)のものです。

各制度は今後見直される可能性もあります。実際に適用を受ける際は、公式サイトで最新の内容を確かめるか、税理士をはじめとする専門家へご相談ください。

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名古屋で注文住宅を建てるのに合う人・合わない人

名古屋で注文住宅を建てるのに合う人・合わない人

前章までの比較を踏まえて、名古屋での家づくりに注文住宅がフィットしやすいタイプと、いったん立ち止まって考えたいタイプをまとめました。

注文住宅が合う人

名古屋市内の土地探しから家づくりを始める家族

KAZA DESIGNやクラシスホームといった、土地情報も自社で扱う地域密着型の会社は、名古屋市内での土地探しの段階から心強い相談先になり得ます。

住みたい区で施工実績を積んでいる会社に声をかけると、土地選びと建物のプランを並行して考えやすくなります。

蒸し暑さや寒暖差に負けない性能重視の家を建てたい方

夏場の湿気と暑さが厳しい名古屋では、気密性・断熱性の高さが住み心地を大きく左右します。

地元にはパッシブハウス認定を受けた工務店や、断熱等級6以上の仕様に対応できる会社が多くそろっているため、住宅性能にこだわる方にとって選べる幅が広いエリアです。

街なかの限られた敷地で3階建てを計画している方

名古屋の都市部にある、ゆとりの少ない敷地で家を建てる場合は、クラシスホーム・一条工務店・アキュラホームなど、狭小地での3階建てを手がける会社が候補に挙がります。

狭い面積をどう有効に使うか、各社のプランニング力を見比べてみることをおすすめします。

子育て世帯・若者夫婦世帯で2026年の補助金をしっかり使いたい方

2026年は、国のみらいエコ住宅2026事業に加えて、名古屋市の補助金も充実しています。

とりわけ子育て世帯・若者夫婦世帯は厚めの支援の対象となる場合があるため、初期費用の負担を軽くしつつ性能の高い住まいを実現したい方には、検討しやすい時期といえそうです。

注文住宅が合わない人

南部の低地を希望しつつ、地盤対策費に余裕がない方

港区・中川区・南区といった市の南部に広がる低地は、液状化のリスクが比較的高いとされ、地盤改良費が追加でかかることも考えられます。将来的な流通性に響くおそれも否定できません。

【代替案】千種・名東・天白など市の東側に広がる台地のエリアを候補に入れる、あるいはハザードマップを確認して液状化の危険度が低い区画を選ぶといった方法で、リスクを軽くしやすくなります。

文教地区の土地にこだわりつつ、建物にも予算をしっかりかけたい方

中区・昭和区などの文教地区は地価が高めで、土地代と建築費の合計が1億円を超える例も見られます。

【代替案】候補エリアを緑区・守山区・港区のように地価が比較的抑えめの区まで広げる、または設計の段階で建物の仕様と土地にかける予算の配分を見直すと、無理のない資金計画を立てやすくなります。

新築でなくても構わないと考えている方

名古屋では中古住宅を買ってリノベーションする道も広く開かれており、新築の注文住宅以外にも検討の余地があります。

【代替案】中古の一戸建てを購入し、リフォームを施して住むという選択も考えられます。おすすめのリフォーム会社ランキングも参考にしながら、比べてみてはいかがでしょうか。

名古屋で注文住宅を建てる前のよくある質問

名古屋市内で住まいを建てるのに向いている区はどこですか?

何を優先するかで、適した区は異なります。

職場への通いやすさや子育て環境を優先する場合は昭和区・天白区・名東区、土地代をできるだけ低くしたい場合は緑区・守山区・港区が検討対象になるでしょう。

中区・東区・昭和区といった都心部や文教地区は需要が高く、そのぶん地価も高い水準にあります。

希望する区の地価の目安を把握してから、土地代と建築費にどう予算を振り分けるか検討するのがおすすめです。

名古屋で注文住宅を建てる場合、坪単価や平均費用はどのくらいですか?

フラット35利用者調査(2024年度)では、愛知県における建設費の平均が約4,040.5万円で、坪単価に直すと約110万円前後となっています。

上記は建物本体のみの金額で、土地代は含まれていません。名古屋市内は区ごとに土地代の差が大きいため、建築地によって総額は変動します。

避けたほうがよいハウスメーカーには、どんな特徴がありますか?

個別の社名を挙げることは控えますが、契約を結ぶ前にチェックしておきたい項目があります。

見積書の内訳がはっきりしているか、希望する区が施工エリアに含まれているか、地盤や災害リスクについて説明してくれるか、引き渡し後の点検やアフターサービスの体制があるかを見ておくと安心です。

インターネット上の口コミは担当者との相性に左右されている場合も少なくないため、見学会や打ち合わせの場で実際に確かめてみてください。

名古屋市内で地盤が弱いといわれるのはどのエリアですか?

港区・中川区・南区など、市の南部や臨海部に広がる低地は、ほかの地域に比べて液状化しやすい傾向にあるといわれています。

このエリアは濃尾平野のゼロメートル地帯に該当します。一方、千種・名東・天白など東部の台地は、比較的地盤が安定しているとみられています。

検討中の土地にどのようなリスクがあるかは、名古屋市公開のハザードマップで調べられます。

名古屋で、建築費を抑えた注文住宅を建てることはできますか?

低価格帯を得意とする会社も選択肢に入ります。

例として、サイエンスホームの「999万円からのQクラス」、タマホーム、グランハウス(坪単価45万円から)などがあります。

費用を抑えながら希望する性能やデザインをかなえるには、複数の会社から見積もりを取って比べることが重要です。

ローコスト住宅をランキング形式で紹介した記事もあわせてご覧ください。

名古屋の狭い土地でも3階建ての家は建てられますか?

狭小地での3階建てを手がける会社も存在します。

たとえばクラシスホーム、一条工務店、アキュラホームなどは3階建てにも対応しています。

狭い敷地では、限られた広さの中で暮らすスペースを確保する設計の力や、光の取り入れ方・生活動線への配慮が求められるため、狭小地での施工実績を持つ会社を選ぶと安心できるでしょう。

名古屋で注文住宅を建てるときに利用できる補助金はありますか?

2026年に利用できる制度として、国の「みらいエコ住宅2026事業」と、名古屋市の「住宅等の脱炭素化促進補助」があります。

住宅の性能が高ければ、国と市の補助を組み合わせて受けられることもあります。

加えて、住宅ローン控除(控除期間13年・控除率0.7%)の活用も検討できます。

どの制度にも要件や申請期限が設けられているため、最新の内容は各公式サイトでご確認ください。

名古屋での注文住宅づくりを成功に導くポイント

名古屋での注文住宅づくりを成功に導くポイント

ここでは本記事の要点を、名古屋で家づくりを考えている方に向けて振り返ります。

  • 名古屋における建物本体の坪単価は、おおむね110万円前後とされています。一方で土地の価格は区ごとに7倍以上も開きがあるため、住宅会社を選ぶのと同じくらい、建設地となる区の検討にも時間をかけることをおすすめします。
  • 本記事で紹介した名古屋市内対応の15社には、地域に根ざした高性能な工務店もあれば、全国展開の大手メーカーもあります。デザイン、性能、コストパフォーマンス、土地情報の豊富さといった観点の中から、ご自身が優先したいものを決めて候補を絞り込むのがよいでしょう。
  • 南部の低地に見られる地盤の弱さや液状化のおそれ、南海トラフを想定した耐震性、狭小地での3階建て計画、蒸し暑い気候に対応する断熱性は、名古屋ならではの検討課題です。住宅会社を決めるときだけでなく、土地を選ぶ段階でもこうした点を考慮しておきましょう。
  • 2026年は、国の「みらいエコ住宅2026」と名古屋市の補助金がそろって充実しているタイミングです。とりわけ子育て世帯や若者夫婦世帯にとってメリットが大きいため、候補の会社が制度の登録事業者になっているかを早めにチェックしておくと安心でしょう。

後悔の少ない家づくりにつなげるには、ランキング上の順位にとらわれず、ご自身のこだわりや予算、建設を希望する区をもとに会社を見比べることが大切です。

はじめの一歩として、興味のある会社からカタログを取り寄せ、時間をかけて内容を比べてみることをおすすめします。

名古屋市以外の愛知県内のエリアも候補に入れている方は、愛知県でおすすめの注文住宅会社を比較・紹介した記事もぜひご覧ください。

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田崎 義人のアバター 田崎 義人 賃貸不動産経営管理士

大学在学中に、人材派遣・セールスアウトソースのスタートアップに参画。その後、賃貸不動産会社専門商社に移り、新規事業開発・営業責任者として東証マザーズ上場後に執行役員を務める。
【資格】
賃貸不動産経営管理士

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